清国奨学会の給付型奨学金
対象者
2025年4月、日本国内にある大学院(*1)、大学、短期大学(*2)、専門学校(*3)、大学校・専門校(*4)に新たに進学した新1年生。但し、原則入学時年齢25歳以下とする。
「ものづくり」に関連する学部(工学部、理工学部等)、または、「福祉」に関連する学部(看護学部、社会福祉学部等)で学ぶ者。
学業が優れ、品行方正で勉学に熱意があると認められる者。
経済的理由により就学が困難と認められる者。
日本国籍を有し、日本国内に住居する者。
※1 大学院 :修士課程または博士前期課程の2年の課程に限る。
※2 短期大学 :2年以上の学部・学科に限る。
※3 専門学校 :2年以上の専門課程コースがある学校に限る。
※4 大学校・専門校:職業能力開発促進法に基づき設置される施設とする。但し、2年以上の学部・学科に限る
採用人数
15名程度
併用
可能
進路制限
なし
提出書類
① 奨学生願書(様式1)
② 成績証明書
応募時現在の最終学歴の学業成績証明書(高校、大学等で作成するもの)
③ 在学証明書
入学校が作成するもの
④ 住民票
同一世帯内全員分の記載のあるもの(マイナンバーの記載の無いもの)
⑤ 所得を証明する書類
家計支持者(父母、父母に代わり家計を支えている人)の2024年の所得金額を証明する書類
給与所得者の場合は、2024年の源泉徴収票のコピー、給与所得者以外の場合は、2024年の確定申告書の控えのコピー
同一人で2種類以上の所得がある場合には、該当する全ての証明書のコピー
⑥ 課題作文
⑦ 個人情報取り扱いに関する同意書(様式2)
選考の流れ
書類、課題作文のみで選考するものとします。
奨学生の決定は、当財団の奨学生選考委員会の選考を経て理事長が行い、採用・不採用に拘わらず、その結果を本人に通知します。
選考の結果は、2025年7月4日(金)までに通知します。選考の経過及び決定の理由については公表しません。
選考結果については、当該校にも通知します。応募書類は、採用不採用などの理由の如何にも関わらず返却はしません。
奨学生の義務
奨学生として採用された場合には、直ちに宣誓書を理事長宛てに提出しなければならない。
奨学生は、5月に成績証明書並びに在学証明書(当年4月1日以降発行のもの)、11月に在学証明書(当年10月1日以降に発行されたもの)を理事長宛てに提出しなければならない。
奨学金の給付を受けた時は、その都度受領書を提出しなければならない。
当財団の奨学金給付規定その他の規定を守り、当財団ならびに在学校の指示に従わなければならない。
奨学金の休止、停止又は廃止自由
奨学生が以下に該当するときは、奨学金の給付を休止、停止、又は打ち切ることがあります。
休学し、又は長期にわたって欠席したとき
退学したとき、又は転学したとき
原級にとどまったとき、又は卒業延期の恐れが生じたとき
正規の最短修業年限で卒業の見込がなくなったとき
学業成績、又は性向が不良となったとき
負傷、疾病などのため成業の見込みがなくなったとき
奨学生として適当でない事実があったとき、又は在学校で処分を受け学籍を失ったとき
奨学金を必要としない事由が生じたとき
奨学金受給時の受領書提出が遅れたとき。その他、奨学生としての義務を怠ったとき
その他奨学生としての支給対象資格を失ったとき
奨学金の金額と期間
大学院生と大学生:月額25,000円(年間給付額300,000円)
短大生と専門学校生と大学校生・専門校生: 月額20,000円(年間給付額240,000円)
期間
大学院生: 2年間
大学生: 4年間
短期大学生: 2年間または3年間
専門学校生: 2年間、3年間または4年間
大学校生・専門校生: 2年間または4年間
期間は、正規の最短終業年限の終期まで
年間給付額を2回に分けて、7月(4~9月分)、12月(10~3月分)の一定日に、直接本人名義の口座に送金し給付します。
応募方法と期間
2025年6月10日必着で、団体に郵送して応募します。
提出先
〒373-0012
群馬県太田市清原町13番地16
公益財団法人 清国奨学会 事務局
提出課題
課題作文あり
2025年度課題「進学の目的と将来の抱負」
(応募者本人の手書きによるもの、指定原稿用紙(400字)1枚)
受かるコツ
当団体は公式サイトにて、趣旨をこう説明しています。
「我が国の経済成長において製造業が果たしてきた役割は非常に大きいものがあります。戦後復興期から現在まで、異なる産業がリーディング産業として経済の牽引役として機能を果たしてきました。ところが、現在においては製造業をとりまく事業環境が大きく変化し、「ものづくり」に関心を持てるような社会の実現が難しくなってきていると思われます。
少子高齢化に伴う生産年齢人口が減少する中、次代を担う若者達が、将来の仕事として「ものづくり」に関心を持てるような社会の実現を目指すことが必要であると思われます。このような情勢を鑑み、清国産業株式会社の創業者である清水國善は、製造業の次代を担う有望な人材の育成に貢献したいと考えました。
清国産業株式会社創立50周年を期に、いささかでも社会に寄与できればとの思いから育英財団を設立することとなりました。また、地元地域の皆様には清国産業設立以降大変お世話になり、育英財団設立にあたり、「感謝の心」をお伝えしたく、皆様に関わりのある福祉関係に携わる人材の育成にも貢献したいと考えております。奨学金を給付することにより、学業が優れ、かつ、品行方正で勉学に熱意がありながらも、経済的理由により就学が困難な学生に対する奨学支援を行ない、次代を担う有望な人材の育成をはかり、社会の発展、福祉に寄与したいと考えております」。
目的については、こう説明しています。
「当財団は、学業が優れ、かつ、品行方正で勉学に熱意がありながらも、経済的理由により就学が困難な学生に対する奨学支援を行ない、次代を担う有望な人材の育成をはかり、社会の発展、福祉に寄与する事を目的とする」。
以上を踏まえて、進学の抱負などを説明するうえで、あなたが団体の求めるような人材だとアピールしましょう。
具体的な書き方のコツはこちらへ
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