学生や社会人が理学療法士になるには?:理学療法士になるための&なった後の「お金の問題」に着目して解説!(2025年

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 「人の役に立ちたい・支えたい」「理学療法士の仕事に興味がある」「収入を安定させたい、より高くしたい」

 様々な理由で理学療法士に興味を持つ方々がいるでしょう。

 では、理学療法士はどのようにしてなれるのか。その特徴はなにか。

 とくに、理学療法士になるための「お金の問題」はどうなっているのか。理学療法士として働くと、経済面でどのようなメリットがあるのか。

 理学療法士になりたくても、費用が問題で、目指すべきか悩んでいる。そのような学生・社会人の方も多いことでしょう。

 この記事を最後まで読むと、これらの疑問が解決され、理学療法士になるための具体的な道筋がみえてきます。順にみていきましょう。

 なお、理学療法士の内容にかんしては、主に日本理学療法士協会の公式サイトに依拠しています。

目次(クリックすると移動できます)

理学療法士とは

 理学療法士は国家資格です。

 理学療法士は高齢者や障がい者などにたいし、運動機能の維持・改善を目指して、理学療法を行う職業です。リハビリ施設などでよく見かけます。

 いわゆる「健常者」であれば、起き上がったりトイレに行ったりすることは、一人で行えます。しかし、病気や高齢などの理由により、このような日常生活の動作を一人で行うのが困難になる場合があります。

 理学療法士はそのような場合に理学療法を行います。その結果、日常生活を送りやすくし、生活の質を高めます。「当たり前の生活」を取り戻すのをサポートします。

 理学療法は治療体操などの運動や電気刺激、マッサージ、温熱などを組み合わせた治療法です。

理学療法士に向いている人とは

コミュニケーション能力

 理学療法士は患者やその家族に治療法や治療計画を明確に説明し、意思疎通を図ります。また、治療はチームワークですので、他の医療従事者と効果的にコミュニケーションを取ることが求められます

忍耐強さと共感力

 患者の中には、リハビリなどの運動に苦労したり、挫折を経験したりすることもあります。それらの試みを、患者に寄り添いながら、忍耐強くサポートすることになります。

分析力

 患者はそれぞれ異なります。理学療法士は個々のニーズや課題を分析することになります。それぞれに適したアプローチやプランを選びます。

タフさ

 この仕事は長時間立ちっぱなしの場合や、患者の運動を支える場合など、タフさが必要になることもあります。

理学療法士になる方法

 理学療法士になるには、理学療法士の資格を取る必要があります。そのためには、理学療法士の国家試験に受かる必要があります。
 理学療法士の国家試験を受けるには、受験資格を得る必要があります。受験資格を得るには、理学療法士の養成校で学び卒業することが必要です。

理学療法士の養成校を卒業

→国家試験に合格

→理学療法士の資格をゲット

→理学療法士になる

 理学療法士の養成校は、4年制大学、3年制の短期大学があります。養成校のカリキュラムは、基礎や専門科目および実習です。

※作業療法士の資格を持っている人は、養成校で2年以上学べば受験資格が得られます。

理学療法士国家試験とは

 理学療法士の国家試験は毎年2月頃に行われます。筆記試験と、口述試験及び実技試験の二段階で行います。試験地が限られているのが注意点です

 2025年度の試験の合格率は89.6%でした。新卒での合格率は95.2%でした。国家試験としては、合格率は高いです。

2025年の試験の場合

(1)筆記試験
令和7年2月24日(月曜日)

(2)口述試験及び実技試験
令和7年2月25日(火曜日)

試験地

(1)筆記試験
北海道、宮城県、東京都、愛知県、大阪府、香川県、福岡県及び沖縄県

(2)口述試験及び実技試験
東京都

試験科目及び試験方法

(1)筆記試験

 一般問題及び実地問題に区分して次の科目について行う。

ア 一般問題
解剖学、生理学、運動学、病理学概論、臨床心理学、リハビリテーション医学(リハビリテーション概論を含む。)、臨床医学大要(人間発達学を含む。)及び理学療法

イ 実地問題
運動学、臨床心理学、リハビリテーション医学、臨床医学大要(人間発達学を含む。)及び理学療法

(2)口述試験及び実技試験

※受験手数料は10100円

応募期間

 受験に関する書類は、令和6年12月16日(月曜日)から令和7年1月6日(月曜日)までに、理学療法士国家試験運営本部事務所に提出

理学療法士国家試験運営本部事務所
東京都江東区有明3丁目6番11号
TFTビル東館7階

理学療法士とお金の問題

 ここから、理学療法士になるための学費や奨学金、公的支援金、給料などについて説明します

給料と、それに付随するメリット

 厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査」によれば、理学療法士の平均年収は432万円ほどでした。月収30万円とボーナス71万円ほどです。

 理学療法士のメリットは収入の安定性にあるといえます。日本は超高齢化社会であるため、理学療法士は無数の介護施設や病院などで需要があるからです。

 さらに、近年では、理学療法士は身体機能の維持・回復以外にも、身体機能の悪化の予防にも取り組んでいます。スポーツ分野にもトレーナーなどとして進出しています。

 そのため、理学療法士のニーズは今後も高まると見込まれています。

 ほかに、理学療法士はだいたい日本どこでも収入が安定するため、だいたいどの地域にも移住できるというメリットがあります。

 そのため、「住んでみたかったところに住んでみる」や、「子どもの教育環境がよい地域に教育移住する」といったライフスタイルも採れます。

学費

 3年間の専門学校や短大なら、総額は130−400万円ほどです。金額の差が大きいです。

 4年間の専門学校や大学なら、総額は300−500万円ほどです。

 正確にどれくらいかかるかは、志望校の資料を請求して確認しましょう。

奨学金

 理学療法士は奨学金について多少恵まれています。

 奨学金としては、日本学生支援機構(かつての育英会)の奨学金が有名です。理学療法士志望の場合で大学や短大などに通う場合、通常はこれを利用できます。

 そのほかに、理学療法士だからこそ応募できる奨学金も多少あります。理学療法士の位置づけを医学系とみなせば、医学系の奨学金に応募できるでしょう。福祉系とみなせるなら、福祉系の奨学金にも応募できるでしょう。

 ただし、理学療法士がどう位置づけられるかは奨学金団体次第です。実際に対象になるかは、団体に問い合わせるのが確実です。

 ちなみに、奨学金の応募対象者として「理学療法士」が名指しされることは少ないです。それでも、わざわざ名指しされなくても、対象になる可能性は十分にあります。

 医学系の奨学金リストはこちら

 福祉系の奨学金リストはこちら

何から始めるべき?

 理学療法士の就職・転職に興味がある。では、どうすればいい?学生の場合と社会人の場合では異なります。

あなたが学生の場合

1,理学療法士の養成施設の大学や短大・専門学校の資料を請求する

2,それぞれの学校の魅力や学費などを比較して知る

3,奨学金などを受けられそうか調べる。費用などを考慮して、保護者と話し合い、決める

4,受験し、合格して、学校に通う。その後は卒業して理学療法士の国家試験に合格する

 高校生などの学生が理学療法士になる方法については、説明はここで終了です。以下は社会人だけに関わる説明です。学生用の理学療法士の養成施設の資料請求はこちらへ

あなたが社会人の場合

 社会人が理学療法士になりたい場合、社会人だけが利用できる公的支援金があります。そのため、まずはこれについて説明しましょう。

社会人が理学療法士に転職・就職するための公的支援金

 次の②種類があります。該当者は、クリックして、くわしくみてみましょう。

1,雇用保険加入者がもらえる教育訓練給付制度

 この制度は、働く方々の主体的な能力開発やキャリア形成を支援し、雇用の安定と就職の促進を図ることを目的として、厚生労働大臣が指定する教育訓練を修了した際に、教育訓練経費の一部を支給するものです。

対象者

 次のどちらかに該当する方

a,理学療法士の学校の講座を開始する時点で、在職中で、1年以上も雇用保険に加入している方

b,理学療法士の学校の講座を開始する時点で、離職してから1年以内であり、雇用保険に1年以上も加入していた方

※パート・アルバイトや派遣労働者でも、1か2に該当すれば、対象者になります

※1か2に該当する方であっても、以前この教育訓練給付制度を利用した場合は、次のどちらかの条件を満たす必要があります。

a,前回の受講開始日以降、雇用保険の加入期間が3年以上ある

b,前回の支給日から今回の受講開始日までに3年以上経過している

教育訓練給付制度の支給金額

3種類あります

専門実践教育訓練特定一般教育訓練一般教育訓練
支給金額最大で受講費用の80%[年間上限64万円]最大で受講費用の50%[年間上限25万円]

受講費用の20%[上限10万円]

申請方法

専門実践教育訓練・特定一般教育訓練の場合

①どこの大学・短大などで理学療法士になるための講座を受けるかをあなた自身が決めます。そのために、大学などの資料請求をします
 
②受講する前にハローワークで手続きをします。手続きはいつでも可能です。ただし、受講開始の2週間前までなどの条件があります。ハローワークにて、あなたに応募資格があると分かったなら、手続きを進めます。

③あなたが希望する講座を受けます。

④受講後すぐに、ハローワークでこの支援金の受給を申請します。

⑤給付金が受けられます。

※それぞれの講座において、給付金を得るために、出席率などの条件があります。

一般教育訓練の場合

①どこの学校で理学療法士になるための講座を受けるかをあなた自身が決め、資料請求をします

②ハローワークでの事前登録のようなものは不要です。最初から、あなたが希望する講座を受けます。

③受講後すぐに、ハローワークでこの給付金の受給を申請します。

④給付金を受け取ります

2,ひとり親家庭の親がもらえる自立支援教育訓練給付金など

 母子家庭・父子家庭の母または父が理学療法士の資格を取る際に利用できます。制度の仕組みは1の教育訓練給付制度とほぼ同じです。この制度のひとり親家庭バージョンだといえます。

 ひとり親家庭バージョンのほうが制度の内容は恵まれています

理学療法士の講座で利用できる給付金

 実質的に2種類あります

専門実践教育訓練一般教育訓練
支給金額受講費用の60%:上限は修学年数×40万円(最大160万円)
 卒業後1年以内に資格習得&就職なら、85%(上限は修業年数×60万円、最大240万円)
受講費用の60%(上限20万円)

申請方法

①どの准看護養成所で理学療法士の講座を受けるか決めます。そのために、資料請求をします。

②お住まいの市区町村の母子家庭等就業・自立支援センターかハローワークにて、「母子・父子自立支援プログラム」を受ける必要があります。そのプログラムの流れで、この訓練給付を利用することになります。いつでも応募できます。

※ただし、あなたの住んでいる都道府県がこの訓練給付制度を設けていないなら、対象外です。

③実際に講座を受けます

④受講後すぐに、この支援金を申請します

関連する支援金制度あり

 この支援金を利用している方のみ、高等職業訓練促進給付金も申請できます。これは、理学療法士になるための講座を受けている期間中に、生活費として毎月10万円もらえるというものです。所得制限などの条件があります。

順調にいく場合、どのくらいの金額がもらえる?

 ひとり親家庭の場合で、母親か父親が理学療法士の学校を留年せずに卒業する & 理学療法士の国家試験に一回で合格する(合格率は95%ほど) & そのまま理学療法士に就職したとしましょう。この場合の支援金は次のとおりです

  • 学費関連の85%(最大240万円)
  • 生活費の月額7−14万円(所得等の条件によります)
  • 住宅手当を月額4万円✕1年間(これは貸与ですが、理学療法士の就職にスムーズに成功すれば返済免除されます)

 ひとり親なら、うまくいけば、これだけの公的給付金を得られます。

 同時に、奨学金を利用すれば、学費と生活費の大部分をカバーできるでしょう。

理学療法士に転職すれば、シングルマザーなら収入は「より安定」するだけでなく「増える」可能性が高い

 「令和3年度 全国ひとり親世帯等調査」によれば、シングルマザーの平均年収は232万円でした。上述のように、理学療法士の平均年収は430万円です。

 しかも、他の業界と比べても、理学療法士の収入は安定しています。日本全国で移住もしやすいです。お子さんのよりよい教育環境を求めて、教育移住も可能です。

シングルマザーからの高い支持率

 さらに、その調査によれば、理学療法士の資格を持っているシングル・マザーの100%はこの資格が実際に役に立つと回答しています。

 この100%という数字は、他の多くの資格よりも30−40%ほど高く、トップです。理学療法士という職種がどれほどシングル・マザーに支持されているかがわかります。

 ただし、理学療法士の資格を持っているシングルマザーの人数はまだ全体的に少数です。そのため、人数が増えれば、100%ではなくなるでしょう。

 それでも、たとえば96%になったとしても、看護師の資格と同じくらい、高い支持率です。そのため、実際に資格を持っているシングルマザーたちの中で、理学療法士の支持率がトップクラスであることは間違いありません。

何から始めるべき?

1,理学療法士の学校の資料請求を行う

2,学校に通った場合に生活費は足りそうかなど、正確に計算する。家計の計算が苦手な場合は、「お金のプロ」の無料サービスを利用して、計算してもらう(くわしくは後述します)

3,志望校を決めたら、ハローワークに行って、自立支援プログラムを受ける。その流れで、上述の公的支援金を申し込む。

4,志望校に合格し、理学療法士の勉強を始める。卒業し、試験に合格すれば、理学療法士として働ける。

 理学療法士の学校の資料請求はこちら(学生以外でも、社会人でも利用できるサイトです)

 

学校で受講を始める前に知っておきたいこと

  • あなたが公的支援金をえて受講を始めた場合、生活費などは足りそうかどうか
  • 無事に卒業し、資格を取得した場合、教育資金はどのくらいのペースで貯まりそうか
  • あなたの地域で上述の公的支援金が提供されているか

 これらの答えはそれぞれの家庭によって異なりますが、受講を始める前に知っておきたいところです。

 特に、受講期間中の生活費などが足りそうかどうかはしっかり調べておきたいところです。とはいえ、家計の計算が苦手という方もいるでしょう。

 しっかり計算したつもりでも、計算が間違っていたら・・・。受講開始後に、お金が足りなくてピンチになってしまいます。

 そのような方におすすめなのが、「お金のプロ」の無料相談サービスを利用することです。

 お金のプロとは、ファイナンシャル・プランナーという国家資格を持つ専門家です。お金に関する専門的知識を持っており、正確な計算もしっかりできます。

 お金のプロは専門的知識を用いて、あなたの家計の問題解決を無料でサポートしてくれます。そのため、近年どんどん人気になってきました。

 あなたが受講開始しても、生活費などが足りそうかどうか、など。それらの点をお金のプロにしっかり計算してもらい、教えてもらいましょう。

結局、まず行うべきは2つ

1,希望する学校の資料を請求して、候補を2つか3つに絞る

 お金のプロに相談する際に、そもそもどの学校に行きたいか候補を絞っておく必要があります。なぜなら、無料相談の際には、学費がどれだけかかるかなどを知っておく必要があるからです。

 相談の時点で、候補は1つに絞らなくても大丈夫です。3つくらいまでに絞って、ファイナンシャル・プランナーとの相談で1つに決めましょう。

 相談のためには正確な情報が必要です。ファイナンシャル・プランナーに読んでもらうために、学校の公式の資料をあらかじめ請求しておきましょう。

2,ファイナンシャル・プランナーに無料相談し、生活費が足りそうかなどを正確に計算してもらう。

 学校の資料を取り寄せたら、さっそくファイナンシャル・プランナーに無料相談しましょう。

 その資料を使って、あなたの受講期間中の生活費などが足りそうかどうかなどを正確に計算してもらいましょう。

 ほかにも、あなたが受講期間中に利用できる市区町村の制度があるかどうかなど、お金のプロに聞いてみましょう。お金のプロは専門的知識を使って、的確に答えてくれます。

学校の資料請求はこちら

シングル・マザーのためのファイナンシャル・プランナーの無料相談はこちら

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