奨学金とは、学業を続けたり新たに始めたりするために提供されるお金です。返済不要な「もらえる」タイプと、返済が必要な「借りる」タイプがあります。小学生から大学院生まで、さらには社会人まで、募集対象になる場合もあります。
「奨学金は返済が大変」や「奨学金の金利はいくら?」という声がしばしば聞かれますが、これらは「借りる」タイプの奨学金に関する悩みです。「もらえる」タイプの奨学金とは関係ありません。
日本では、様々な団体が多くの奨学金を提供しています。特に、春は新年度が始まる時期ですので、奨学金の募集が最も多くなります。
たくさんの奨学金の募集を見て、「どれを選ぶべき?」とか「どうやって選べばいいの?」と迷う方も多いでしょう。
このページでは、そのような方のために、奨学金を選ぶポイントや、選ぶ際にそもそも知っておくべきことを分かりやすく説明していきます。初心者向けの説明です。
このページの内容を理解することで、日本での奨学金がどんなものなのかを知り、どのように選べばよいかのポイントが分かるようになります。
あなたが学生さんなら、このページを保護者の方(父母など)にも教えてあげましょう。
※このページは今後も適宜、加筆修正しています
奨学金の選び方・借り方のポイントとは
奨学金は2種類ある
奨学金といえば、借りるもので、卒業後に必ず返済が必要なもの。あなたはそう考えていますか?しかし、それは間違いです。
この点で、奨学金は2種類あります。
①給付型奨学金
第一に、タダで「もらえる」奨学金です。これは給付型奨学金と呼ばれており、原則的に、返済が「不要」です。
ただし、もらうためには、一定の条件を満たす必要があります。応募した人の中で、一部の人しか受からないのが一般的です。
それでも、給付型奨学金は「借りる」奨学金とは異なり、借金にはなりません。ゲットできれば、学生生活とその後の社会人生活での経済的重荷が軽くなります。
給付型奨学金は日本でもたくさんあります。日本学生支援機構でも、給付型奨学金を提供しています。
具体的に、どんな給付型奨学金があるかは、当サイトで詳しく紹介しています。
②貸与型奨学金
2つ目の奨学金は、借りる奨学金です。これは貸与型奨学金と呼ばれています。貸与型奨学金は実質的に借金になります。多くの場合、学校の卒業後に返済が始まります。
※これら2種類を組み合わせた奨学金もあります。たとえば、月額3万円の奨学金で、そのうちの2万円が給付型であり、残りの1万円が貸与型というものです。
※近年は奨学金の返済・返還支援制度というものが急速に普及してきています。これは、あなたが借りた貸与型奨学金を、市町村などの自治体や企業が代わりに支払ってくれるというものです。
貸与型奨学金や教育ローンに応募する時点ですでに多額の借金をしている場合、貸与型奨学金に応募しても落ちる可能性が高いです。すでに借金で苦しんでいる人は新たな借金を返せそうにないと思われるためです。あなたがそのような場合なら、解決策はこちらへ。
これについては後で触れます
奨学金を提供する団体の種類
主に4種類です。
国、都道府県や市町村の自治体、企業や病院など、民間の財団や育英会です。それぞれ、奨学金を提供する目的が異なります。信頼度にも差が出てくるでしょう。
募集時期
上述のように、日本の奨学金の募集は春が多いです。
特別な理由での経済的危機に陥った場合(保護者が亡くなった場合など)の奨学金は、募集が1年中いつでも可能な場合が多いです。
このタイプの奨学金は給付型が多いので、いざというときのために、覚えてきましょう。
一部の職業(看護師など)の奨学金も募集が1年中いつでも可能な場合があります
「奨学金の募集は新学期が始まる4月で終わり」と思い込んでいませんか?多くの学生がそのように誤解しています。
ところが、実際には、5月以降の奨学金はたくさんあります。しかも、上述のように誤解している学生が多いため、ライバルが少なくてチャンスです。5月以降こそ奨学金の本番だと思って、チャンスをしっかり獲得しましょう。
ここから、奨学金の募集情報ではどんなことが書かれているのかを説明してきましょう。
対象者・応募資格
それぞれの奨学金は対象者を限定しています。言い換えれば、老若男女の誰でも応募できる奨学金は存在しません。一部の人だけが応募できます。
主な限定のパターンとしては、次のものがあります。
・学校の種類による限定(高校生だけ応募できる。大学院生だけ応募できる、など)
→たいていの場合、学校は国の法律で正式に認可された学校だけです。たとえば、大学を自称していても、国によって大学だと正式に認可されていないならば、大学生向けの奨学金の対象外です。
・学校の限定(●●大学のみ、など)
→特定の学校の生徒だけが応募できるタイプです。特定の学校=指定された学校がどこなのかは、公表されている場合とされていない場合があります。
・学年による限定(大学1年生だけ応募できる、など)
→いつの時点で大学1年生なのかを指定している場合が多いです。たとえば、2025年4月時点で大学1年生など。
奨学金は1年生のみ(入学時のみ)が応募できると思っていませんか?実際は、そうではありません。たとえば、大学であれば、大学3・4年生も応募できる奨学金があります。むしろ、3・4年生だけが応募できる奨学金もたくさんあります。
よって、大学の入学時に成績が悪くて奨学金をゲットできなかった学生でも、大学1−2年でしっかり勉強して優れた成績をとれば、大学3年生のときに奨学金をゲットできる可能性が十分あります。
・年齢による限定(25歳以下など)
→いつの時点でかが指定されます
・家庭の状況による限定(片親世帯のみ、など)
→父子家庭や母子家庭のみの奨学金も少なからずあります。あるいは、施設の子どもだけの場合も。
ポイント
片親家庭限定で募集人数の多い大型の奨学金があります。これらに積極的に応募してみるのもよいでしょう。
・学ぶ・専攻する内容での限定(理系のみ応募できるなど)
→学部や学科が細かく指定されることもあります。やはり、文系より理系が優遇されやすいです。
・将来の職業による限定(看護師になるため、など)
→医療や介護など、特定の分野で若い人材を惹きつけるために奨学金が提供されています
・現在の居住地による制限(現在、東京都に住んでいることなど)
→現在に至るまで「1年以上」住んでいるなど、居住期間の長さを条件にする場合もあります
・現在通っている学校の地域による制限(福岡県にある大学の学生のみ、など)
・出身の地域や学校による制限(栃木県出身のみ、栃木県の学校の卒業生のみ、など)
ポイント
地域限定の奨学金は全国で募集されている奨学金より、受かりやすい傾向にあるといえます。なぜなら、応募者の数がより少ないからです。さらに、そもそもその存在が比較的知られていないためです。
よって、一般的には、地域限定の奨学金が狙い目です。地域限定&専攻の限定もあるなど、複数の限定条件が設定されるものもあります。そういったものを探すのも一つの手です。
あなたの地域限定の奨学金はどれか?こちらのページから探してみましょう。
2つの重要な限定・制限:成績制限と所得制限
奨学金がどんな人に提供されやすいかといえば、成績優秀であるけれど経済的に苦しいので勉強を続けるのが難しい学生です。
そのため、多くの奨学金団体は、「成績が優秀であること」と「経済的に苦しいこと」を応募者の条件として設定しています。
成績制限/学業基準とは
成績制限は、成績による制限です。通常の奨学金なら、学業成績です。学校での成績やGPAで表します。留学のための奨学金なら、語学力も成績制限の一種だといえます。
スポーツや芸術の奨学金なら、それぞれの成績です。
ちなみに、成績制限は単なる目安の場合もあります。この場合、あなたが求められている成績に達していなくても、あなたの他の条件が優れていれば、受かる可能性があります。
所得制限/家計基準とは:所得制限なしの場合もある
所得制限は、応募者の世帯の所得による制限です。世帯の範囲については、それぞれの奨学金によって異なることがあります。
たいていの場合、昨年度の所得がいくらなのかが問われます。
所得制限もまた単なる目安の場合があります。この場合、あなたの世帯の所得が基準をオーバーしていても、あなたの他の条件が優れていれば、受かる可能性があります。
また、所得制限がない奨学金もあります。その場合は成績が主な評価基準となります。国内の奨学金としては、全体的にみると少数派です。
併用とは
奨学金の併用とは、2つ以上の奨学金を同時期に利用することをいいます。併給や重複受給ともいいます。
たとえば、あなたが現時点で、日本学生支援機構の奨学金を受けているとしましょう。さらに、●●奨学金に応募する際に、併用してもよいかどうかが問題になります。
併用については、それぞれの奨学金制度がルールを定めています。
よくあるパターン。
給付型奨学金との併用のみ可能。
貸与型奨学金との併用のみ可能。
可能(特に制限なく、可能)
基本的に不可だが、日本学生支援機構の奨学金などの特定の奨学金は例外的に可能。
大学などの授業料減免制度についても、併用可能かが定められることもあります。
奨学金の「併願」とは?
併用と併願が区別されていないこともあります。しかし、区別されている場合、併願は2つ目の奨学金に応募することを意味します。
たとえば、あなたが現時点で、日本学生支援機構の奨学金に応募するとしましょう。さらに、●●奨学金にも同時に応募するなら、あなたは併願することになります。
「併用は禁止だが併願は許可される」こともあります。この場合、2つ(以上)の奨学金に応募してもよいが、それら全てに受かったなら、一つだけ選ぶ必要があります。選ばなかったものは辞退する必要があります。
採用人数・募集人数
その奨学金に受かる人数です。重要な情報ですので、しっかり確認しましょう。
ちなみに、倍率(どのくらいの人数がそれに応募して、何人が受かったのか)は公表されていないことが大半です。
進路制限とは
あなたが奨学金に受かった場合に、あなたの進路がそれなりに制限されてしまうかどうか、ということです。
たとえば、あなたが奨学金に受かった場合に、卒業後に特定の会社や業種で就職すよう求められる場合があります。この場合、進路制限があるといえます。
就職しなかったなら、奨学金をすべて返済するなどのペナルティがあります。反対に、就職すれば、奨学金を全額タダでもらえる、など。
あるいは、特定の地域に住み続ければ、返済が免除されるという貸与型奨学金も多くあります。これもある種の進路制限です。
ポイント
進路制限のある奨学金は、その進路に興味がある人だけが応募するものです。その分だけ、応募人数が少ない傾向にあるといえます。
特に、特定の地域で特定の職種に就職する奨学金は、応募人数が少なくなる傾向にあります。そのような若い人材があまりいないからこそ、そのような奨学金があるのです。
もしあなたがそれらの条件に合致するなら、チャンスです。たとえば、高校卒業後に実家を離れて進学する場合で、卒業後に実家付近に戻ってもいいと考えているなら、その付近で奨学金を探すのもアリです。
提出書類
応募書類がなんなのかはそれぞれの奨学金によって異なります。しかし、願書や申請書はどの場合も必要です。
多くの場合、必要な提出書類は公式サイトからダウンロードして入手します。自治体の奨学金の場合は、市役所などでも入手できます。
提出した書類が間違っていたり、不足していたりすると、失格になる可能性が高いです。しっかりと準備しましょう。
提出書類の中には、小論文などの課題が含まれていることも多いです。もちろん、これは奨学金の合否に大きな影響を与える課題です。あなたが受かるためには、しっかりとこの課題をこなす必要があります。
当サイトでは、受かるための書き方のコツを詳しく説明しています。基本から応用まで、これまで1900万円ほどの返済不要な奨学金を獲得してきた熟練のノウハウを、全文無料で読めます。
大型の奨学金の場合、それに特化した受かるコツも解説しています。詳しくはこちらのページへ。
選考の流れ
多くの奨学金団体では、応募者がどのような選考を受けるのかをあらかじめ示しています。たいていは書類審査だけか、書類審査と面接審査です。これらがいつなされ、結果がいつ通知されるかなどを教えてくれます。
選考の基準が示されている場合もあります。
奨学生の義務とは
奨学生の義務とは、あなたが奨学金に応募して合格し、奨学生になった場合に負う義務です。奨学生になった場合にやらなければいけないことです。
よって、一般的には、奨学生の義務はあなたが不合格になったなら、関係ありません。
奨学生の義務の内容としては、次のものがよくみられます。一定期間ごとの様々なレポートや報告書の提出。住所などの基本情報が変わった場合の報告。
奨学金団体が定期的に開催するイベントへの参加や手伝い。
奨学金団体を宣伝するアンバサダー活動(観光大使のようなPR活動)
ポイント
応募する時に、奨学生の義務は確認するようにしましょう。場合によっては、負担の重い義務もあります。
また、アンバサダー活動では、あなたの氏名や所属、顔写真などもネット上で公開することもあります。プライバシー問題もありますので、よく注意して調べましょう。
さらに、義務と奨学金金額などの条件のバランスがよいのかも注意してみましょう。端的に言えば、割に合うのかどうか。
※あなたが複数の奨学金の獲得を目指す場合、注意が必要です。
→奨学金の義務が過重にならないか、気をつけましょう。
たとえば、あなたが奨学金団体の交流イベントなどに不参加なら、奨学金の支給を停止されることもあります。
しかし、複数の奨学金団体の交流イベントの日が同じ日になってしまう可能性があります。この場合、どちらかを欠席すると、奨学金の停止の恐れも。
ポイント2
あえて負担が大きそうな奨学金を狙ってみる
奨学生の義務や応募書類での提出課題(小論文や作文)など、応募する学生の負担になりうる要素があります。
優秀な学生はこれらの負担が大きそうな奨学金を避けて、より条件のよい奨学金を選ぶでしょう。その分だけ、これらの負担が大きそうな奨学金は受かりやすいといえます。
奨学金の停止や廃止
あなたが奨学金に合格して奨学生になった後でも、その奨学金の支給を停止ないし廃止される場合があります。どのような場合なのかがあらかじめ示されています。
たとえば、留年した場合や奨学生の義務を怠った場合、退学した場合などです。
このルールが細かく規定されている場合もありますが、大雑把な場合もあります。
ポイント
奨学金の停止・廃止のルールには、その奨学金団体の価値観が反映されている場合もあります。
たとえば、あなたがその団体の適切だと思うライフスタイルから逸脱すると、奨学金を停止される場合です。団体から服装や髪の色などについて指導を受け、反対すると奨学金を停止・廃止される、ということもあります。
あなた自身の価値観やライフスタイルに合うのかどうかも確認しましょう。
奨学金の金額と期間
奨学金は一度きりの場合と、一定の期間において定期的に与えられる場合があります。
たとえば、入学準備金などは一度きりです。
定期的に与えられる場合は、月額か年額で示されます(月額5万円など)。
期間は年単位か卒業までが一般的です。
正規の最短修業年度、などの表現をよくみかけます。これは、留年せずに卒業するまでの最短期間という意味です。
たとえば、4年制大学の2年生の場合は、3年間です。6年制大学の2年生なら、5年間です。
応募の方法と期間
応募の方法は一般的に2種類です。
第一に、その奨学金団体に直接応募する方法です。提出書類を持参したり、郵送したり、公式サイト経由で送ったりします。
第二に、あなたの在籍する学校を介して応募する方法です。この場合、提出書類を学校に提出します。学校がそれを団体に提出します。
※時々みられる例外があります。それは、奨学金団体とは異なる第三者を介して応募する方法です。この点は、個人情報の扱いに関わってきます。
応募期間について、それら2つの種類によって違いがあります。
奨学金団体に直接応募する場合、応募期限は単純です。団体が示した応募期限までに応募すればよいです。
学校を介して応募する場合、少し複雑です。あなたは学校が示した提出期限に従う必要があります。
団体は、学校が団体に書類を提出する期限を定めます。これはあなたが学校に提出する期限ではありませんので、注意しましょう。あなたはあくまで、学校が示した提出期限に従う必要があります。
応募期間に関するポイント
応募期間が2週間程度のように、かなり短い奨学金もあります。この場合、多くの人はそれが募集中だと気づく前に、募集期間が終わってしまうでしょう。その分だけ、このような奨学金は応募できれば受かる可能性が高いといえます。よって、応募期間が短い奨学金を狙ってみるのもアリでしょう。
個人情報の扱いについて
奨学金に応募する際に、あなたがどのような個人情報を提出するのかを確認しましょう。さらに、団体がその個人情報をどのように管理するのかを調べるとよいでしょう。大半の場合、公式サイトなどで管理方針が示されています。
たとえば、多くの場合、奨学金の応募では、あなたは自分の家庭の財政情報(収入など)を奨学金団体に提供します。この財政情報はあなたの家庭の経済状況を知るためのものです。
ということは、もし財政情報が第三者に流出してしまうと、あなたの家庭のお金事情が知られてしまうことになります。これは様々な深刻な問題を引き起こす可能性があります。
たとえば、あなたの家庭が貧しいなら、貧しいと知られることは残念ながら「いじめ」を引き起こす可能性があります。
あるいは、貧しいことが闇金業者などに知られれば、そのターゲットにされやすくなる可能性もあります。
そのため、奨学金団体には、財政情報をしっかりと管理し、流出しないようにすることが求められます。
ほかにも、片親世帯(シングル・マザーやシングル・ファザー)限定の奨学金や、児童保護施設の子ども限定の奨学金などの場合も、個人情報の管理がしっかりなされていそうかを確認しましょう。
注意点
個人情報が流出しないようにするには、それが多くの人や会社と共有されないようにすることが肝要です。なぜなら、流出は個人的なミスや外部からのハッキングなどの攻撃で生じるためです。
個人情報がより多くの人と共有されるほど、個人的ミスや外部からの攻撃のリスクが増えてしまうのです。
そのため、個人情報の管理者の人数をできるだけ少なく制限する。それが個人情報を保護するための基本的な対策方法の一つです。
しかし、日本の奨学金団体の中には、上述のように、奨学金団体とは異なる第三者にたいして、あなたの応募書類=大切な個人情報を提出させるところがあります。
この場合、あなたの知られたくない個人情報が「奨学金団体+第三者の企業」とい2者の知られることになります。その結果、個人情報流出のリスクが2倍以上になります。
このようなケースでは、その奨学金に応募すべきかを決める際に、個人情報流出のリスクをしっかり考えたほうがよいでしょう。特に、あなたが優秀な学生であれば、他の奨学金という選択肢を真剣に考えてみるのもよいでしょう。
あるいは、あなたがその奨学金に応募するか迷っているなら、このような奨学金において、もし個人情報の流出が起きたらどうするのか。誰がどのように責任をとるつもりか。それを奨学金団体にメールなどで尋ねてみるのもよいでしょう。
その回答に納得できれば応募する、納得できなければやめる、というのもアリでしょう。
他方で、奨学金団体は、応募者から受け取る個人情報がどれほどセンシティブなものなのかを、その流出がどれほど深刻な被害をもたらしかねないかを、しっかり認識する必要があります。
奨学金情報を検索する方法のコツ
奨学金情報の特徴として、最新のものを知ることが必要です。
奨学金情報は、その奨学金が廃止・中止にならない限り、少なくとも毎年更新されます。例えば、応募期限が2024年5月1日から2025年5月15日に更新されたりします。2025年に応募をしたいなら、当然ながら2024年の応募期限を知るのは無駄なことです。
ところが、ネット上には、奨学金情報を更新せず、古くて「消費期限切れ」になった情報をそのまま掲載しているサイトが少なくありません。
したがって、そのような期限切れの情報ではなく、最新の情報にたどり着く方法が求められます。
ポイント
その方法は簡単です。検索するときに、「探したい奨学金の名前や種類」と「2025−2026」の2つを打ち込みましょう。
たとえば、「キーエンス財団奨学金 2025−2026」です。あるいは、「トビタテ留学Japan 2025−2026」です。
ここで重要なのは、「2025」だけでは、2024年の奨学金情報がヒットしてしまう可能性があることです。そのため、「2025」ではなく、「2025−2026」にしましょう。
以上が、奨学金を探す際におさえておきたい基本知識です。これらの情報は今後も加筆修正する可能性があります。
あなたが現在募集中の給付型奨学金(返済不要な奨学金)を探しているなら、こちらのページへ
返済が必要な貸与型奨学金について、賢く借りたいなら、その方法はこちらのページで詳しく説明しています
あなたの出身地や現居住地では、どのような奨学金が募集されているのか。それを知りたいなら、こちらのページへ。
近ごろ急速に普及している奨学金の返済・返還支援制度について知りたいなら、こちらのページへ
これらの奨学金に受かるために、応募書類の書き方にもコツがあります。それを知りたいなら、こちらのページへ
奨学金以外にも、教育資金や学資を貯めるコツがあります。留学の実現などのために、これを知りたい方は、こちらのページへ。