電気代が高い、高すぎる。もっと電気代が安い電力会社に切り替えたい。でも、電力会社が多すぎて、どれを選ぶべきか迷う。そのすべてをいちいち調べる時間がない。
この記事では、そのようなお悩みを解決します。多くの電力会社の中でも、しっかり安くなる電力会社や特徴のある電力会社だけを厳選してご紹介します。
仕事や家事・育児などで忙しいけれど、電気代を安くしたい。この記事はそのような方に向いています。
※この記事の筆者自身も、これをよい機会として、電気会社の切替候補を見つける方針です。東京ガスの電力プランからの切替です。
突然ですが、質問です。
あなたのスマホの契約会社は大手携帯会社(ドコモ・au・ソフトバンク)ですか、それとも格安SIMですか?
格安SIMの場合、大手携帯会社より格安SIMを選んだ理由は、「大手携帯会社とサービスの質がだいたい同じだけど安いから」ですか?大手携帯会社を選ぶと、月額料金がもったいないですよね
もしそうなら、同じことが電力会社にも当てはまります!
電力会社にも、大手電力会社(東京電力や関西電力など)と、格安電力会社(この記事でご紹介)があります。提供される電力の質や安定性は同じですが、格安電力会社のほうがずっと安いです。
あなたが格安SIMを使っているなら、格安電力会社を選んだほうがよいです。そうしないと、ムダに高い電気料金を支払ってしまい、もったいないです。
| 値段が高い | 安い・リーズナブル | ||
|---|---|---|---|
| 携帯会社 | 大手携帯会社 | 格安SIM会社 | |
| 例 | ドコモ・au・ソフトバンク | ahamoやpovoなど | |
| 電力会社 | 大手電力会社 | 格安電力会社 | |
| 例 | 北海道電力、東北電力、東京電力、中部電力 北陸電力、関西電力、四国電力 中国電力、九州電力、沖縄電力 | この記事でご紹介 |
では、どのような優良な格安電力会社があるのか。それをご紹介していきます!
まず、電気料金の中身を確認しよう
まず、電気料金がどうすれば安くなるかを知るために、電気料金の仕組みを知りましょう。
電気料金は主に4つの要素から成り立っています
1,基本料金:電気を使わなくても払う費用
2,従量料金(電力量料金):実際に使った電気の費用➞料金単価 ✕ 実際の使用量で計算
3,燃料費調整額
4,再生エネルギー賦課金
1,再生エネルギー賦課金はどの電力会社も同じ
➞よって、電力会社の比較では無視してよいです
2,燃料費調整額は電力会社によって異なり、しかも、毎月変動する
➞火力発電の燃料費は毎月変わってきます。その変化が燃料費調整額に反映されます。
重要な点として、燃料費調整額は時期によって大きく変わってきます。そのため、電力会社の比較では、参考にすることが難しい要素です。
ただし、燃料費が高い=燃料費調整額が高い時期では、気になる電力会社の最近の燃料費調整額を比べてみるのもよいでしょう。
3,電力会社の月額料金の主な比較基準は基本料金と従量料金のふたつ
➞電力会社は基本料金と従量料金がいくらなのかをあらかじめ提示しています。これら2つの料金がコロコロ変わることは通常ありません。
さらに、これら2つにおいて、電力会社の料金の差が出やすいです。
たとえば、あなたが電気を100kWh使ったとしましょう。
- 料金単価が20円の場合➞従量料金は2000円(20円✕100kWh)
- 料金単価が80円の場合➞従量料金は8000円(80円✕100kWh)
➞従量料金の違いによって、これだけ大きな差がでます!
そのため、これら2つを主な比較基準として重視しましょう。
4, 電力会社によっては、独自の料金が追加されるので注意
➞ 上述のように、通常の電気料金は基本料金・従量料金・燃料費調整額・再生エネルギー賦課金の4つの要素で成り立っています。しかし、電力会社によっては、さらに他の料金が5つ目の要素として追加されることもあります。
ただし、ここで注意!
最も重要なのは、総額で電気料金が安くなるかどうかです。
電気料金の要素が通常の4つから特別な5つに増えたなら、電気料金の総額が高くなると思ってしまいがちです。しかし、実際には、要素が5つに増えても、電気料金の総額が大手電力会社より安いことはしばしばあります。
ですので、電力会社選びでは、電気料金の総額が安くなるのかどうかに注目しましょう。
参考:東京電力の基本料金と従量料金(一般家庭向けの従量電灯B)
これからご紹介する様々な電力会社の料金プランは、東京電力の料金プランと比較します
東電の料金表はこちら
| 基本料金 | 10A | 1契約 | 311円75銭 |
| 15A | 〃 | 467円63銭 | |
| 20A | 〃 | 623円50銭 | |
| 30A | 〃 | 935円25銭 | |
| 40A | 〃 | 1,247円00銭 | |
| 50A | 〃 | 1,558円75銭 | |
| 60A | 〃 | 1,870円50銭 |
| 従量料金 | 最初の120kWhまで(第1段階料金) | 1kWh | 29円80銭 |
|---|---|---|---|
| 120kWhをこえ300kWhまで(第2段階料金) | 〃 | 36円40銭 | |
| 上記超過(第3段階料金) | 〃 | 40円49銭 |
ここから、お得な電力会社をご紹介
アルカナ・エナジー【対応エリア:日本全国】
◎ 特長
- 基本料金が0円
- 従量料金も業界最安レベルを維持
- 安くて分かりやすい料金プラン
- 手続きがカンタン
| アルカナおうちでんきプラン | 基本料金 | 従量料金 (円/kWh) |
|---|---|---|
| 北海道 | 0(すべての地域で0円) | 35.05 |
| 東北 | 31.95 | |
| 東京 | 29.80 | |
| 中部 | 28.55 | |
| 北陸 | 26.95 | |
| 関西 | 25.45 | |
| 中国 | 28.05 | |
| 四国 | 29.05 | |
| 九州 | 29.65 |
| どのくらい安い?東京電力との比較 (4人家族、50A、450kWhの月額平均、基本料金と従量料金) | |||
|---|---|---|---|
| 基本料金 | 従量料金 | 合計 | |
| 東京電力 | 1250 | 16200 | 17450円 |
| アルカナエナジー | 0 | 13500 | 13500円 |
| 差額 | 3950円 | ||
以上のように、アルカナ・エナジーを選ぶと、4人家族の場合、月額で3950円ほど、年額で47400円ほどオトクです
同様に計算すると、二人家族の場合、月額で1500円ほど、年額で18000円ほどオトクです
手続きが簡単
申込みは公式サイトから
現在の電力会社の解約はアルカナが代行してくれる
電気の設備はこれまでと同じなので工事等も一切不要
電気の安全性や安定性は変わらない
※一般家庭用以外にも、事業用プランや、低電圧プランもあり
デメリットや注意点
契約してから1年以内に解約すると、解約料金が22000円かかる ※引っ越しは例外あり
オール電化の家庭は利用できない
集合住宅の中には、建物全体で電力会社と一括契約している場合がある。その場合は、利用できない可能性あり
利用したら、電気代が安くなった
料金プランがシンプルで分かりやすい
- 電気代を安くしたい方
- 忙しいなどの理由で、電気代が安いor高い時間帯に自分の生活リズムを合わせるのが難しい方
- 電気代の複雑なルールは怪しいと感じる方
アルカナ・エナジーは「シンプルに安い」タイプの電力会社の好例です。大手電力会社よりは安くなりやすいです。複雑な使用ルールがめんどうな方におすすめです。
しろくま電力【対応エリア:日本全国(沖縄県以外)】
◎ 特長
- 従量料金が業界最安レベル
- 分かりやすい料金プラン
- 手続きがカンタン
- 契約期間のしばりや解約料がない
- グリーン・エネルギーで環境に配慮している
| しろくま電力の料金プラン | ||
|---|---|---|
| 10A | 290(円) | |
| 基本料金 | 15A | 435 |
| 20A | 580 | |
| 30A | 870 | |
| 40A | 1160 | |
| 50A | 1450 | |
| 60A | 1740 | |
| 従量料金 (kWh) | 一律で24.70 | |
| どのくらい安い?東京電力との比較 (4人家族、50A、450kWhの月額平均、基本料金と従量料金のみ) | |||
|---|---|---|---|
| 基本料金 | 従量料金 | 合計 | |
| 東京電力 | 1250 | 16200 | 17450円 |
| しろくま | 1460 | 11100 | 12560円 |
| 差額 | 4890円 | ||
以上のように、4人家族の場合、月額で4890円ほど、年額で58680円ほどオトクです
同様に計算すると、二人家族の場合、月額で1500円ほど、年額で18000円ほどオトクです
手続きが簡単
申込みは公式サイトから
現在の電力会社の解約はしろくまが代行してくれる
電気の設備はこれまでと同じなので工事等も一切不要
使い勝手がいい
解約料金がない
電気の安全性や安定性は変わらない
※一般家庭用以外にも、事業用プランや、低電圧プランもあり
デメリットや注意点
沖縄や離島は利用できない
オール電化に対応しているが、オール電化プランはないので、オール電化だと高額になりがち
独自の「料金高騰準備金」が高くなりがち。1kHwで10円以上。よって、電気料金の総額が高くなりがち
環境に配慮していてよい
契約期間も解約料もないので、使いやすい
- 環境に配慮している方
- 電気代が安いor高い時間帯に自分の生活リズムを合わせるのが難しい方(忙しいとか、子どものペースに合わせた生活になるとか)
- シンプルな料金体系がよい方
環境に配慮する方におすすめです。料金高騰準備金が費用面でマイナスです。環境志向の方が試しに使ってみて、解約料がないため、あまりに高すぎるなら他の電力会社に切り替えるのもよいでしょう。
シン・エナジー【対応エリア:日本全国】
◎ 特長
- 昼間の電気料金が安いプランがある
- 一人暮らしや二人暮らし、あまりd値気を使わない方にオトクなプランがある
- 手続きがカンタン
- 契約期間のしばりや解約料がない
シン・エナジーの料金プランは3種類
1,【昼】生活フィットプラン:昼間の電気代が安いタイプ。昼間に電気をよく使う人向け
2,【夜】生活フィットプラン: 夜の電気代が安いタイプ。昼間に電気をよく使う人向け
3,きほんプラン: 一人暮らしや二人暮らし、あまり電気を使わない人向け。この場合、とてもおすすめ
シン・エナジーの料金プラン(東京電力エリアの場合)
| 【昼】生活フィットプラン | |||
|---|---|---|---|
| 基本 料金 | 1契約 | 30A | 565.20円 |
| 1契約 | 40A | 753.60円 | |
| 1契約 | 50A | 942.00円 | |
| 1契約 | 60A | 1,130.40円 | |
| 電力量料金 (デイタイム※2) | 20.05円/kWh | ||
| 電力量料金 (ライフタイム※3) | 32.65円/kWh | ||
| 電力量料金 (ナイトタイム※4) | 22.98円/kWh | ||
| 【夜】生活フィットプラン | |||
|---|---|---|---|
| 基本 料金※1 | 1契約 | 30A | 565.20円 |
| 1契約 | 40A | 753.60円 | |
| 1契約 | 50A | 942.00円 | |
| 1契約 | 60A | 1,130.40円 | |
| 電力量料金 (デイタイム※2) | 26.25円/kWh | ||
| 電力量料金 (ライフタイム※3) | 32.65円/kWh | ||
| 電力量料金 (ナイトタイム※4) | 18.88円/kWh | ||
※2.【夜】【昼】生活フィットプランのデイタイムは平日9時~16時、休日扱い日の8時~22時。
※3.【夜】【昼】生活フィットプランのライフタイムは平日6時~9時および16時~23時。
※4.【夜】【昼】生活フィットプランのナイトタイムは平日23時~翌日6時、休日扱いの日の22時~翌日8時。
| きほんプラン | |||
|---|---|---|---|
| 基本 料金 | 1契約 | 30A | 796.06円 |
| 1契約 | 40A | 1,061.41円 | |
| 1契約 | 50A | 1,326.76円 | |
| 1契約 | 60A | 1,592.12円 | |
| 電力量料金 (120kWhまで) | 19.67円/kWh | ||
| 電力量料金 (120kWh超過300kWhまで) | 24.78円/kWh | ||
| 電力量料金 (300kWh超過) | 27.71円/kWh | ||
どのくらい安くなる?大手電力会社との比較
シン・エナジーの場合、どの時間帯にどれだけ電気を使うかによって、料金が大きく変わってきます。そのため、単純な比較は難しいです。シン・エナジーの公式サイトの説明をここで紹介しますが、あくまで参考程度にお考えください。
ただし、きほんプランは時間に関係なく、使用した電気料金だけで費用を計算できますので、より正確に比較できます。1人・2人暮らしがオトクですので、2人暮らし(30A・250kWh)で比較します
- 昼生活フィットプラン(4人家族):大手電力会社よりも月額2千円くらい安くなる
- 夜生活フィットプラン(4人家族):大手電力会社よりも月額1700円くらい安くなる
- きほんプラン(2人家族):大手電力会社よりも月額2300円くらい安くなる
手続きが簡単
申込みは公式サイトから
現在の電力会社の解約はシン・エナジーが代行してくれる
電気の設備はこれまでと同じなので工事等も一切不要
使い勝手がいい
契約期間のしばりや解約金がない
電気の安全性や安定性は変わらない
デメリットや注意点
生活フィットプランだと、電気代が切り替わる時間(6時・9時・16時・23時)に合わせて家族の生活リズムを切り替えられるかが鍵。
生活フィットプランだと、電気代が安い時間帯と高い時間帯の料金差が大きい。安い時間帯はたしかに安いが、高い時間は割高。
燃料費調整額が大手電力会社よりも高い時期もある(その時期はお得な金額が小さくなる)
基本料金や従量料金とは別に、容量拠出金がかかる
※容量拠出金は1kWhで1.65円くらいです。ちなみに、容量拠出金自体はすべての電力会社が支払うものですが、それを顧客にどれだけ支払ってもらうかはそれぞれの電力会社次第です。容量拠出金と分からない形で支払わせることもあるため、容量拠出金だけを各電力会社で比較することは困難です。
使ってみたら、電気代が安くなった
解約金や初期費用がないのがいい
- 一人・二人暮らしの方(きほんプラン)
- 電力使用の細かいルールを気にしたくない方(きほんプラン)
- 昼間に電気を使い、夜はあまり使わない方(生活フィットプラン)
- 節約意識の高い方(生活フィットプラン)
- いろんな電力会社の中で、まずどれかを気軽に試したい方
一人・二人家族なら、シンエナジーで決まりといえるぐらい安いです。3人以上の家族なら、お昼の時間帯に電気の使用を集中できる方は、シン・エナジーを試してみるのもよいでしょう。解約金などのしばりがありませんので、あなたの(家族の)性格に合うなら、試す価値はあります。
Looopでんき【対応エリア:日本全国】
30分ごとに電気料金単価が変動する「スマートタイムONE」という料金プランが特徴。
お住いの地域の電気需要が少ない時期・時間帯は安くなる
◎ メリット
- 春や秋は電気代が安くなりやすい
- 燃料費調整額が0円
- 料金単価が安い時間帯に電気を使うと、電気代が安くなる
Looopでんきの料金プラン「スマートタイムONE」
上述のように、30分ごとに電気料金の単価が変わります。たとえば、午前6時ー6時29分は1kWhあたり20円で、6時30分ー59分は23円、など。
翌日あたりまでの料金単価はアプリで確認可能(でんき予報)。
実際どのくらいの値段かは、一概にはいえません。
実際の金額の例として、公式サイトによれば、最も安い時期は1kWhで0.01円、高い時期は80円
どのくらい安い?大手電力会社との比較
Looopでんきでどのくらい安くなるのかは、使う時期によって大きく変わってきます。そのため、一概にどのくらい安くなるかはいえません。
公式サイトの説明を参考までにご紹介します。
4人家族の場合、年額で14000円ほど安くなります
※キャンペーンを利用すると19000円ほど安くなります。運が良ければ、初年度のみ44000円ほど安くなります(抽選で30000円のアマギフ・キャンペーンで当たった場合)
手続きが簡単
申込みは公式サイトから
現在の電力会社の解約はLooopでんきが代行してくれる
電気の設備はこれまでと同じなので工事等も一切不要
使い勝手がいい
契約期間のしばりや解約金がない
電気の安全性や安定性は変わらない
電気料金プランはグッドデザイン賞を受賞している
デメリットや注意点
夏や冬は大手電気力会社よりも電気料金が高くなる可能性もある。
たとえば、上述の1kWhで80円はほぼ2倍の値段
使ってみたら、電気代が安くなった
専用アプリが使いやすい
- 節約意識が高い方
- 家族の電気使用をコントロールしやすい方
- 春・秋に電気をよく使う方
おすすめの使い方
春や秋という電気需要が低い時期だけLooopでんきを使うのがおすすめです。この時期なら、他社では実現不可能なほど電気料金単価が安くなる可能性があります。
夏や冬になったら、上掲のアルカナ・エナジーやしろくま電力などに切り替えましょう。
これらの電力会社は切り替えがウェブでカンタンに行えます。ですので、季節によって、電力会社を指先一つでスマートに切り替えましょう。
これがめんどうだと思う方は、そもそもLooopでんきにはそれほど向いていないといえるでしょう。逆に、これはお得な使い方だと納得した方は、向いています。