日本学生支援機構の第一種奨学金と第二種奨学金の応募方法と手順(2025−2026年

 このページでは、日本学生支援機構の第一種奨学金と第二種奨学金(国内進学の在学採用)の応募方法を説明します。
 これらの奨学金の内容を知りたい場合は、こちらのページへ。

日本学生支援機構の第一種奨学金と第二種奨学金の基本事項

 応募期限は学校によって異なります。あなたの学校に問い合わせてみましょう。4−5月が一般的です。
 
 応募・申し込みのおおまかな流れは次のとおりです。

①あなたの学校から申込関係書類を受け取る

②日本学生支援機構の公式サイトの一つである「スカラネット」にアクセスし必要事項を入力する
→「スカラネット入力」と呼びます

③日本学生支援機構の公式サイトを通じてマイナンバーを提出する

④「奨学金確認書兼地方税同意書」を機構に直接提出する

 これらの流れをより詳しく見ていきまそう。

応募の流れ

(1)申込関係書類の受取り

 あなたの学校から、以下の申込関係書類を受け取ってください。  

 ・ 奨学金案内ダイジェスト
 ・「スカラネット入力下書き用紙」
 ・「奨学金確認書兼地方税同意書」のセット 
 ・ スカラネット用の識別番号(ユーザーID・パスワード)

(2)選択事項(貸与月額、振込口座、利率の算定方法等)の決定

  スカラネット入力の際は、次の内容を選択・入力することが必要になります。あらかじめ決めておいてください。

(3)「スカラネット入力下書き用紙」の記入、

 「スカラネット入力下書き用紙」にまず下書きしましょう。そうすることで、申しk見でのミスを予防することができます。

 また、インターネットによるマイナンバーの提出に備え、自分と生計維持者のマイナンバーが分かる書類を用意してください。
(生計維持者の分は、必ず許可を得たうえで受け取ってください。)

(4)スカラネットによる申込み

 あなたの学校が定めた期限までに、「スカラネット入力下書き用紙」を見ながら、奨学金を申し込むあなた自身が正確に入力・送信してください。

 スカラネット入力には、上述の「奨学金確認書兼地方税同意書」に記載の「申込ID」及び「初期パスワード」も必要となります。これらでスカラネットにログインします。

(5)スカラネット入力

 スカラネットにログインして、必要事項を入力します。その手順や細かい注意点は後述します。

※完了完了後に、受付番号が画面上に表示されるます。これを「スカラネット入力下書き用紙」に転記してください。

(6)インターネットによるマイナンバーの提出

 スカラネットによる申込完了後に入れるようになるマイナンバー提出用のサイトからマイナンバーを提出します

 過去に奨学金の申込み等でマイナンバーを提出したことがあっても、あなた及び生計維持者(原則父母)のマイナンバーを改めて提出する必要があります。

※奨学金の申込みにおいて、マイナンバーはインターネットによってのみ提出しますので、マイナンバーをコピーした書類を郵送したり、在学校へ提出したりしないようご注意ください。

選考に必要な情報をマイナンバーで取得できない生計維持者がいる場合

 貸与奨学金の選考は、あなたの生計維持者の収入状況等をもとに行います。

 しかし、海外赴任等により日本で市町村民税が課税されていない場合は、選考に必要な情報をマイナンバーで取得できません。また、海外赴任等によりマイナンバーを提出できない場合は、別途の対応が必要となります。
 このような方は、以下の機構ホームページに掲載している内容に従って、必要な書類を提出してください。

https://www.jasso.go.jp/shogakukin/moshikomi/zaigaku/mynumber/kaigaikyoju.html

ア.国内に居住していない生計維持者がいる場合 次のそれぞれの時点において、国内に居住しておらず、日本で市町村民税が課税されていない生計維持者については、上記の機構ホームページに掲載している「海外居住者のための収入基準額算出ツール兼申告書」を作成し、必要書類を添付のうえ在学校に提出してください。

一次採用(春):2024年1月1日二次採用
(秋):2025年1月1日

イ.海外赴任等によりマイナンバーを提出できない場合 上記の機構ホームページに掲載している「マイナンバーに代わる提出書類(様式)」を作成し、必要書類を添付のうえ在学校に提出してください
(ア.にも該当する場合は、「海外居住者のための収入基準額算出ツール兼申告書」も添付してください)。

(7)「奨学金確認書兼地方税同意書」を日本学生支援機構に郵送

 インターネットによるマイナンバーの提出完了後1週間以内に、「奨学金確認書兼地方税同意書」を専用の封筒にいれて、日本学生支援機構に郵送します。あなたの学校に提出しないよう気をつけましょう。

※郵送の前には必ずコピーを取り、手元に控えを残してください。
※「奨学金確認書兼地方税同意書」に自署をする生計維持者とスカラネットへ入力する生計維持者は、一致しなければなりません。一致しない場合は選考が遅れることがあります。

(8)必要書類をあなたの学校に提出

 定められた期限までに、必要書類をあなたの学校へ提出します。

※提出前に書類が不備なくととのっているか確認してください。

【注意】該当者のみ:在学校より追加の書類の提出指示
(1) 入学時特別増額貸与奨学金希望者で、追加で書類の提出が必要な人は、あなたの学校より提出の指示があります。
(2) マイナンバーを提出しても自治体等からマイナンバーによる収入情報の取得ができない場合、所得証明書等の提出が必要になることがあります。-

 以上で、申込みは完了です

転職により収入が減少した場合の再審査について

 貸与額算定基準額は提出されたマイナンバーにより取得した住民税情報により算出します。
 スカラネットで必要事項を入力し、かつ以下の条件を全て満たす場合は、給与収入及び事業所得について、転職後の収入を用いて貸与額算定基準額の算定(以下、再審査という。)を行うことが可能です。

条件

1、2023年1月2日(秋に申し込む場合は2024年1月2日)以降に生計維持者が転職したことによって収入が減少した
2,住民税情報に基づいた貸与額算定基準額で選考した結果、第一希望の申込区分の家計基準を満たさず不採用となった

※再審査を希望する場合、収入を証明する書類の提出が必要です。なお、書面審査には1~2か月かかるため、通常に比べ、選考完了が大幅に遅れることがあります。

 ※転職とは、2023年1月2日(秋に申し込む場合は2024年1月2日)以降に勤務先を変更した、又は開業したことをいいます。減収しただけでは転職とみなしません。

再審査のための書面審査が必要となった場合の提出書類

 提出が必要となった場合は、学校から提出依頼があります。学校から書類の提出依頼があった場合は、以下の書類の提出が必要です。

※提出時期については学校に確認してください。

全員

 (様式)収入証明書提出用紙:様式は学校から受け取ってください。

給与収入の世帯のみ

 転職後の給与明細(直近3か月分)
※直近3か月の期間内に賞与がある場合は、賞与明細も提出
※複数の勤務先がある場合は、全ての給与明細を提出

※転職してから3か月に満たない場合は、転職した月以降の分を提出

※給与明細から平均月収を算出(非課税の交通費を除く)し、年額を算出します。
※氏名、勤務先名、月ごとの金額が記載された給与明細が必要です。

事業所得の世帯のみ

 帳簿(直近3か月分)

※開業してから3か月に満たない場合は、開業した月以降の分を提出

※月ごとの「売上総額」「経費総額」が書かれているものを提出してください。収入(売上)金額から必要経費を差し引いて所得金額の年額を算出します。

 上記以外の収入については、マイナンバーで取得した情報を利用するため、書類の提出は不要です。

※給与収入及び事業所得がある場合は、両方提出が必要です。

転職後の収入を用いて審査を行う流れ

①スカラネットで申込み 
※生計維持者が2023年1月2日(秋に申し込む場合は2024年1月2日)以降の転職により減収し、再審査を希望する旨を入力 

②マイナンバーにより取得した住民税情報で家計審査
 ※この段階で第一希望の貸与奨学金に採用となった場合、再審査は行いません

③第一希望の奨学金が不採用

 ④機構から学校に収入証明書類の提出を依頼

 ⑤学校からあなたに収入証明書類の提出を依頼 
⑥あなたから学校に収入証明書類を提出し、学校から機構へ提出

 ⑦提出された収入証明書類による再審査
 ⑧選考完了 ※再審査の結果は学校を通じてお知らせします

スカラネットの入力方法と手順

注意事項

① これからみていくように、申込画面は8つの画面で構成され、1画面あたり30分の制限時間があります。
② 識別番号(ユーザID・パスワード)は、学校から受け取ります。

③ 「奨学金確認書兼地方税同意書」に印字された申込ID・初期パスワードの入力も必要になります。

文字入力について

① 使用不可な文字氏名は原則、住民票の記載どおりに入力してください。ただし、次の(ア)~(ウ)の留意点があります。

(ア) 旧字体・異体字等は、機構のシステム上登録できない文字があります。この場合、常用字体・通用字体で表示されます(→吉、祐→祐、→廣 等)。

 また、旧字体・異体字等の一部、対応できない文字があります。エラーとなり先に進めませんので、常用字体・通用字体で入力してください。対応する常用字体・通用字体がない場合は、ひらがなで入力してください。

(イ) 読み方を表す「カナ氏名」には、カタカナの「ヲ」は使用できません。「オ」と入力してください。

(ウ) 外国籍の人の氏名は、口座開設時に用いた住民票の写しや在留資格証明書等の公的証明書類の記載をもとに、カタカナで入力してください。

・入力方法は下記②の(例)を参照してください。
・ アルファベットは使用できないため、カタカナに置き替えてください。

・ (申込者本人のみ)銀行の振込口座が「名→姓」の順で登録されている場合には、例外的に振込口座に合わせて入力してください。

② 文字数の制限(本人氏名欄、生計維持者欄)

「漢字氏名」欄は姓・名それぞれ全角5文字まで、「カナ氏名」欄は姓・名それぞれ全角15文字まで入力できます。「スペース」は入力しないでください。

 制限文字数を超える場合は、入力可能な文字数まで入力してください(名前が途切れていてもかまいません)。漢字氏名欄は途中で入力を止め、カナ氏名欄でフルネームを入力してください。
  ※全角漢字氏名欄に6文字以上入力すると、エラーになり先に進めません。 
 カナ氏名欄は15文字まで入力できますので、途中で切らずにフルネームを入力してください。
(例)Shougaku Thomas Michael Taro(ショウガク トーマス マイケル タロウ)
・漢字氏名欄 
【姓】ショウガク 【名】トーマスマ (「イケルタロウ」は切る)・カナ氏名欄 【姓】ショウガク 【名】トーマスマイケルタロウ

各画面での入力内容(ログイン画面)

申込みの画面1と2

画面3と4

画面5と6

画面7と8

入学時特別増額貸与奨学金を受けるための申し込み

≪1≫ 入学時特別増額貸与奨学金の貸与を受けるための要件と交付時期

 入学時特別増額貸与奨学金の貸与を受けるためには、次の(1)又は(2)のいずれかを満たす必要があります。

(1) 奨学金申込時の家計基準における貸与額算定基準額が75,000円以下となる人 ⇒在学校の推薦後、初回交付時に入学時特別増額貸与奨学金も併せて振り込まれます。

(2) 上記(1)以外の人で必要書類を提出した人奨学金申込時の家計基準における貸与額算定基準額が75,000円を超える人は、在学校へ≪2≫の必要書類を提出する必要があります。

※貸与額算定基準額が75,000円を超え、書類提出必要者であるかは在学校から伝えられます。

 必要書類を提出できる時期は採用後になるため、入学時特別増額貸与奨学金の振込みまでには時間を要する場合があります。

≪2≫ 入学時特別増額貸与奨学金の書類提出((貸与額算定基準額が75,000円を超える人)

 入学時特別増額貸与奨学金の書類提出が必要と在学校から連絡を受けた人は、在学校が指定する期限までに、下表の必要書類(第一種奨学金はア及びイ、第二種奨学金及び併用貸与はア~ウが必要)を不備なくととのえて提出してください。

 提出後、入学時特別増額貸与奨学金が振り込まれます。

ア 「入学時特別増額貸与奨学金に係る申告書」説明 :在学校から受け取り、記入してください。

イ 融資できない旨を記載した公庫発行の通知文のコピー(圧着はがきの場合は、申込者氏名が印字されている宛名面のコピーも併せて提出してください。):
 公庫が定める申込みの要件を満たしたうえ、審査の結果、融資できないと判断された人に発行されるものです。したがって、公庫から融資できると判断された人、公庫へ一旦申し込んだ後に当該申込みを取り下げた人、又は公庫が定める申込みの要件を満たさない人は、入学時特別増額貸与奨学金を利用できません。

ウ 「入学時特別増額貸与奨学金に係る貸与総額増額願」(第二種奨学金申込者のみ必要):
 在学校から受け取り、記入してください。

 人的保証制度を選択した人は、連帯保証人及び保証人の自署・押印(実印)と「印鑑登録証明書」の添

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