まずチューリッヒ工科大学について説明します。次に、この大学が提供する奨学金制度を紹介します。
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チューリッヒ工科大学(Eidgenössische Technische Hochschule Zürich:ETH Zurich)とは
チューリッヒ工科大学はスイスのチューリッヒにある世界的なトップ校の一つです。1855年に設立されました。約120か国から25000人の学生が在籍しています。そのうち4500人が博士課程の学生です。
当大学は、学部の授業ではドイツ語が主に使われており、英語が部分的に使われています。大学院では、主に英語が使われています。
当大学は教育と研究で世界的に高く評価されています。タイムズ高等教育の世界大学ランキング2025では、11位です。QS世界大学ランキング2026では、7位です。シャンハイの世界大学ランキング2024では、21位です。
当大学は優れた卒業生を多数輩出しています。ノーベル賞受賞者は22名です。特に有名なのは、相対性理論で知られるアインシュタインです。
ほかにも、X線で知られるヴィルヘルム・レントゲンや、ポーランド大統領のガブリエル・ナルトヴィッツ、フォルクスワーゲン・グループの会長だったフェルディナント・ピエヒなどがいます。
学部には、建築・土木工学学部、工学科学部、自然科学・数学学部、システム指向自然科学部、経営学・社会科学部があります。化学、物理学、コンピュータサイエンス、人文学、地球化学、政治学なども学べます。
入学に必要な言語力
学部課程の場合は、ドイツ語の言語テストが必要です。
ゲーテ検定試験 C1:平均80点以上(12か月以内にすべてのモジュールに合格する必要があります)
ゲーテ検定C2:すべての試験セクションに合格する必要があります
DaF:同じセッションの4つの試験セクションすべてでスコア4以上を取得
大学院は英語です
IELTSアカデミック:7.0 (全体のバンドスコア)、各セクションでバンド6.0以上
TOEFL iBT、ホームエディションと ペーパー版:100以上
学費と生活費(年額)
学費は1500−3000スイスフランです(25−50万円)。ヨーロッパの中では、留学生の学費としてはかなり安いです。
生活費は安くて18000ユーロです(300万円ほど)
合計で325−350万円ほどです。
チューリッヒ工科大学の返済不要な奨学金
当大学の奨学金を得るための条件は、他のトップ大学と比べると、特殊です。
対象者
学部生の留学生:理学士コースの学生 で、1年目の試験(全パート)に合格した者。
修士課程の大学院の留学生:1年目の修士課程を修了(最低 40 単位)した者
応募条件
留学生は当大学の奨学金に応募する前に、まず自国で奨学金に応募する必要があります。その努力を証明する必要があります。
当大学の奨学金はその意味で、二次的なものです。
提出書類
前年度の両親の確定申告書(課税所得、資産、控除、計算された税額が記載されているもの)
最新年度のその他の奨学金決定書(出身国、財団)
最新年度の貸与決定書
両親が記入・署名した「資産の証拠」書式
インターンシップ契約書(ある場合)
孤児年金/老齢年金/ある場合)
交通費の証拠(居住地がチューリヒ市でない場合)
※すべての書類を pdf 形式でアップロードし、英語またはドイツ語への翻訳を提出してください。 すべての金額をスイスフランに再計算してください。
※ あなたの経済的・個人的な状況と、最終学年(または初年度)の学費をどのように工面したかをお聞かせください。
奨学金の内容と期間
期間は各プログラムの規定に定められた正規の修業年限が終了するまでの期間、および2学期分(全修業年限に対して)
金額は予算によって変わります。学費と生活費の全体をカバーするタイプではありません。
応募方法と期間
2024年9 月 1 日から 10 月 31 日までに、ホームページから応募します。
優秀奨学金および機会プログラム
趣旨
この奨学金は、奨学金、メンターシップ、ETH 財団のネットワークを通じて学生をサポートします。奨学金は修士課程の期間中の学費と生活費の全額をカバーします。
対象者
学士課程で非常に優秀な成績を収めている者
※すでに当大学の修士課程に在籍している学生、または修士号を取得している学生は対象外
成績条件
学士課程の上位10% = 評価A
提出書類
修士課程入学のための書類
修士論文の事前提案書
※修士論文の事前提案は、自分で作成し、確立された科学的な引用方法を使用する必要があります。
推薦書
採用人数
最大60名
選考方法
書類と面接。
2月に電話/VC面接が含まれる可能性があるため、履歴書に記載されている電話番号で連絡が取れるようにしてください。
決定は 3 月末に通知されます。
奨学金の内容と期間
修士課程の授業料の全額免除
生活費 (1 学期あたり 12,000 スイスフラン)
期間は修士課程の全期間
応募方法と期間
2024年11月1日~11月30日に、ホームページ化老母します。
※このほかに、当大学に資金敵余裕がある場合には、社会奨学金が提供されます。
この奨学金の特徴
チューリッヒ工科大学の奨学金は、大きく分けると、在学中の学生向けの生活費・学費補助型の支援と、修士課程に進学する成績優秀者向けの「優秀奨学金および機会プログラム」があります。
前者は、学部生であれば1年目の試験に合格した後、修士課程であれば1年目に一定の単位を取得した後に応募できる制度です。ただし、留学生の場合は、まず自国の奨学金などに応募した努力を示す必要があります。つまり、ETH Zurichの奨学金だけで最初から留学費用をまかなうというより、自国の奨学金や家計の状況をふまえたうえで、不足分を補う性格が強い制度です。
一方で、「優秀奨学金および機会プログラム」は、修士課程の入学時点から応募できる大型の給付型奨学金です。修士課程の授業料免除に加え、生活費として1学期あたり12,000スイスフランが支給されます。さらに、メンターシップやETH財団のネットワークによる支援も受けられるため、単なる経済支援ではなく、将来の研究・専門キャリアを後押しするプログラムといえます。
この奨学金が向いている人
ETH Zurichの奨学金が向いているのは、まず、世界トップレベルの理工系大学で学ぶ明確な目的があり、学業面で非常に高い実績を示せる人です。とくに優秀奨学金および機会プログラムでは、学士課程で上位10%程度に入るような成績が目安とされており、応募者にはかなり高い学力水準が求められます。
また、修士課程での研究テーマが明確な人にも向いています。優秀奨学金では、修士論文の事前提案書が必要になるため、「ETH Zurichで学びたい」だけでは不十分です。どの分野で、どのような研究に取り組みたいのか、その研究が将来どのような学術的・社会的意味を持つのかを具体的に説明できる必要があります。
生活費・学費補助型の支援については、すでにETH Zurichに在学しており、学業を継続する意思と実績があるものの、家計や自国の奨学金だけでは費用が不足する人に向いています。自国の奨学金申請や家計状況の証明が求められるため、資金計画をきちんと整理できる人ほど準備しやすい制度です。
応募前に注意したい点
まず注意したいのは、ETH Zurichの奨学金は、すべての留学生が入学前から簡単に応募できる制度ではないという点です。在学中の生活費・学費補助型の支援は、学部1年目の試験合格後や修士1年目の一定単位取得後など、応募できるタイミングが限られています。そのため、入学前の資金計画では、この支援を最初から確実な収入として見込まない方が安全です。
次に、留学生は自国での奨学金応募努力を示す必要があります。日本人であれば、日本国内の給付型奨学金、貸与型奨学金、民間財団、大学独自の支援などに応募したかどうかが重要になります。ETH Zurich側の支援だけに頼るのではなく、日本側でどのような資金調達を試みたかを説明できるようにしておく必要があります。
優秀奨学金および機会プログラムについては、競争率が高いと考えるべきです。成績だけでなく、修士論文の事前提案書、推薦書、面接での説明力も重要になります。研究計画が曖昧なままでは弱くなるため、出願前から志望分野、研究テーマ、指導教員候補、将来の進路まで一貫して整理しておくことが大切です。
また、チューリッヒは生活費が非常に高い都市です。ETH Zurichの学費自体は欧米のトップ大学と比べると比較的低めですが、生活費を含めると年間費用は大きくなります。奨学金に応募する場合でも、家賃、保険、食費、交通費、渡航費、ビザ関連費用まで含めて、現実的な資金計画を立てておきましょう。
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