日本学生支援機構の海外留学支援制度(学部学位取得型)・・・給付型奨学金
対象者
次の全ての要件を満たす者
・日本国籍を有する者または日本への永住が許可されている者(特別永住者を含む。)
・次のアからウのいずれかに該当する者
ア.留学期間終了後、将来的に大学や研究機関等において、日本の国際競争力の強化や国際社会への知的貢献に資する教育研究を行う意思を有する者
イ.留学期間終了後、将来的に国際機関等の中核的な職員として国際貢献に資する活動を行う意思を有する者
ウ.留学期間終了後、将来的にその他の機関において、ア又はイに類する活動を行う意思を有する者
・国費による本制度の支援を受けて、自身が留学で得た経験や成果を将来にわたって日本社会に還元し、国や社会に貢献する者で、かつ機構が依頼する各種イベントへの参加、書籍への執筆、調査等に協力する者
※留学先での日本のPRの実施や日本での留学報告会、留学経験を踏まえた社会貢献活動に参加することも含まれます。これらの活動状況については、支援期間中及び支援期間終了時から5年間、年に1回実施する派遣学生状況調査において報告する義務があります。
・応募締切時までに、国内外の高等教育機関(大学院、大学、短期大学、高等専門学校(第4学年以上)、専修学校の専門課程)及び諸外国(地域)の大学入学準備コース等に在籍したことがない者
・応募時において、日本に居住している者
・次のアからキのいずれかに該当する者
ア.日本の学校教育法に基づき設置された高等学校等(高等学校、中等教育学校の後期課程、特別支援学校の高等部、専修学校の高等課程、高等専門学校の第3学年の課程)を応募締切時において卒業若しくは修了後3年以内の者、又は支援期間開始までに卒業若しくは修了する者
イ.文部科学省が指定した外国人学校を応募締切時において修了後3年以内の者、又は支援期間開始までに修了する者
ウ.外国の大学入学資格である国際バカロレア、アビトゥア、バカロレア、GCE Aレベルを応 募締切時において取得後3年以内の者、又は支援期間開始までに取得する者
エ.国際的な評価団体(WASC、CIS、ACSI)の認定を受けた教育施設の12年の課程を応募 締切時において修了後3年以内の者、又は支援期間開始までに修了する者
オ.文部科学省が実施する高等学校卒業程度認定試験の合格者、又は支援期間開始まで に合格見込みの者
※「合格見込みの者」とは、応募時において「合格見込成績証明書」が交付されている者を指します。
カ.在外教育施設(高等部)の課程を応募締切時において修了後3年以内の者
キ.日本の高等学校等に相当する外国の教育制度による課程を応募締切時において修了 後3年以内の者、又は支援期間開始までに修了する者
※2021年10月10日以前に上記の教育機関を卒業(修了)又は外国の大学入学資格であ る国際バカロレア、アビトゥア、バカロレア、GCE A レベル資格を取得した場合、応募できません。
・留学中の本人に代わり、日本国内で、確実に事務手続き等の連絡を取り、安全確認等を行うことができる連絡人を有する者
なお、国内連絡人は、原則として、以下①~④全てを満たす者とします。
① 日本国内に居住する3親等内の成人した親族(両親、祖父母、叔父・叔母等)、 又は親権者が国内連絡人として認めた者
② 派遣学生からの相談等に適切に対応できる者
③ 派遣学生が災害・事故・病気等の不測の事態に遭遇した場合に適切に危機管 理対応が行える者
④ 日本語での事務手続きに対応できる者
・奨学金の支援期間開始までに留学先大学の入学許可を得ることができる者
※留学先大学の入学許可は、「条件付」のものは認められません。
・奨学金の支援期間開始時に、大学、企業等に雇用されていない者。
・支援期間開始時から終了時までの間に、留学先以外の大学又は大学入学準備コース、 短期大学、専修学校の専門課程、高等専門学校及び外国の教育制度においてこれらに相当する課程に在籍していない者
・支援期間中において報酬等を伴う労働等を行わない者。ただし、以下の条件を満たす場合に限り、当該労働等を行うことに係る報酬等を受給することを認める。
支援期間中は学位取得に向けた学修の遂行に専念できること 、当該労働等により学修の遂行に支障が生じ成績不良となったり学位取得が遅れたりしないこと
成績制限
応募時までに在学した全ての高等学校等における全履修科目の評定平均値が、5段階評 価で3.7以上
●語学力に関して
留学先大学での主たる使用言語の能力が、次に掲げる水準以上である者
① 英語:TOEFL iBT (Internet-based Test)の得点が80点、又はIELTS 6.0(Academic Module Overall Band Score)以上
②英語以外:ヨーロッパ言語共通参照枠(CEFR)B2レベル以上
所得制限
家計支持者の前年の所得金額(父母が共働きの場合は父母の合算額)が、2,000 万円以下
他奨学金との併給、併用
日本学生支援機構の貸与奨学金を含め、他の奨学金等との併給は可能です。
採用人数
未定(参考: 2024年度の採用人数は100名)
奨学金の支援対象となる留学計画
1.対象分野及び課程
学士の学位取得が可能な分野(芸術の実技分野を除く。)及び課程。
※学士・修士一貫課程について、本制度では、学士の学位が授与される場合に限り、学士の学位取得にかかる期間を支援します。
※本制度では、通信・遠隔教育により提供される課程は支援対象外です。
2. 対象国
第1項について学位取得が可能な大学が所在する諸外国(地域)。それであれば、制約なし。
3. 留学先大学
(1)対象となる大学 学士号が取得できる諸外国(地域)の大学。
※大学入学準備コースについて
本制度でいう「大学入学準備コース」とは、原則、留学先国・地域の教育制度が日本と異なることにより、当該国・地域において日本からの学部(学士課程)入学希望者に対し、入学前に修了することを義務づけられているコースを指します。当該コースの在籍期間は支援期間に含まれます。
ただし、留学開始時(支援期間開始時)に申請書類に記入した第1希望~第4希望のうち、いずれかの留学先大学における学士課程の(条件付き)入学許可を得ていることを支援開始の条件とします。また、当該コースの延長はできません。
※短期大学や専修学校の専門課程、コミュニティカレッジ等に入学し、その後、大学に編入学して学士の学位取得を目指す場合については、本制度に応募できません。
※支援期間中に他大学に転入学することは、原則認めません。
提出課題
留学希望先の大学のリスト(応募の時点で、留学希望先の大学を特定する必要があります)。
留学を志す理由・留学計画・学位取得後の進路計画 日本社会への貢献について
留学をテーマとした自己PR
※課題エッセー・作文の書き方のコツを紹介しています。受かりたい方はしっかり学んで、実践しましょう。書き方のコツはこちらへ。
奨学金の金額と期間
月額は留学先の国によって異なります。主な例をあげましょう。
A 326,000 円 :カナダ・アメリカ合衆国・英国・シンガポール
B 282,000 円: オーストラリア・ニュージーランド
C 268,000 円: オランダ
D: 224,000 円
E :218,000 円
F 174,000 円 :中国・大韓民国
G 168,000 円 :フランス・ドイツ
H 124,000 円
給付期間はその課程で学位取得のために必要と定められている在籍期間で、原則4年です。
※入学時の段階で、学士課程及び大学入学準備コースの履修中に、学位取得に必須となる正規の授業の一環として就業経験を行うと定められている場合は、当該期間も含めて支援期間とします。
※③学士課程及び大学入学準備コースで学修活動を開始する前に、語学学校や語学コース(ESL等)で行う語学研修期間等については、支援期間に含めません。
応募の期間と方法
応募はホームページから行います。2024 年9月17日(火)~10月10日(木)13時(日本時間)まで。
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出典: 公式サイト
https://www.jasso.go.jp/ryugaku/scholarship_a/gakubu/2025.html