国の教育ローンとは(日本政策金融公庫の教育ローン:2025−2026年

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 国から借りる教育・学資ローンとは、一般的に、日本政策金融公庫の教育ローンを指します。

 日本政策金融公庫(にほんせいさくきんゆうこうこ)は東京の大手町にある株式会社です。国金(こっきん)と略されたり、Jfcと表記されたりします。

 日本政策金融公庫は会社ですが、通常の会社とは異なります。政策金融機関として、一般の金融機関が行う金融を補完する役目を担っています。その融資の合計額は26兆円と巨額です。

 日本政策金融公庫は様々なタイプの融資を行っています。その一つが教育資金や学資のための融資です。これが国の教育ローンとして認知されています。ある種の貸与型奨学金であるともいえます。留学でも使えます。

 このページでは、この国金・jfcの教育ローンの条件などを分かりやすく説明していきます。

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目次(クリックすると移動できます)

日本政策金融公庫の教育ローンとは

対象者

 融資の対象となる学校に入学・在学される方の保護者(主に生計を維持されている方)

※学生本人が対象になる条件
→成人されており、勤務収入などの安定したご収入があって、独立して生計を営んでいらっしゃる方であれば、学生ご本人でお申込みいただけます。
 ただし、今回の入学・在学により、学業に専念されるような場合は、ご返済の見通しが困難となることから、ご両親のうち主に生計を維持されている方やご親族の方が申し込む必要

対象となる学校の種類(修業年限が3ヵ月以上で、中学校卒業以上)

 高等学校、高等専門学校、特別支援学校の高等部

 短大、大学、大学院、法科大学院など専門職大学院を含む

 専修学校、各種学校、予備校、デザイン学校、職業能力開発校などの教育施設

 外国の高等学校、大学、大学院、短期大学、語学学校など

※対象外となる学校の種類

 正規の学籍で在籍しない場合(大学や短大の研究生・聴講生など)

 学生が公務員として通う学校(防衛(医科)大学校、航空保安大学校、海上保安(大)学校、気象大学校、税務大学校など)

 企業内教育訓練施設(学費がかからない企業内学校、特定の企業の従業員が給与の支給を受けながら教育・訓練を受ける学校など)

所得制限

世帯年収(所得)の上限額

お子さまの人数世帯年収(所得)の上限額
1人790万円(600万円)→上限が990万円(790万円)まで緩和される要件について
2人890万円(690万円)→上限が990万円(790万円)まで緩和される要件について
3人990万円(790万円)
4人1,090万円(890万円)
5人1,190万円(990万円)

※括弧内の金額は事業所得者の場合の所得上限額です。※世帯年収(所得)には、世帯主のほか、配偶者等の収入(所得)も含まれます。

※今年の世帯年収(所得)が上記の金額以内となる見込みのある方(以下の1-8の要件に該当する見込みある方を含む。)は、ご利用いただける場合があります。※ご親族などでもご利用いただける場合があります。

お子さまが2人以内の場合(世帯年収(所得) )上限額の緩和条件について

 お子さまが2人以内の場合、以下の1~9の要件のいずれか一つに該当する場合、990万円(790万円)まで上限額が緩和されます

お勤め(営業)の年数」や「お住まいの年数」に関する要件

  • 1.勤続(営業)年数が3年未満
  • 2.居住年数が1年未満

「自宅外通学(予定)」や「単身赴任」に該当する方

  • 3.世帯のいずれかの方が自宅外通学(予定)者
  • 4.借入申込人またはその配偶者が単身赴任

資金使途に関する要件

  • 5.今回のご融資が海外留学資金

「お借入の負担」や「介護費の負担」に関する要件

  • 6.借入申込人の年収(所得)に占める借入金返済の負担率が30%超
  • 7.ご親族などに「要介護(要支援)認定」を受けている方がおり、その介護に関する費用を負担

災害特例措置

  • 8.大規模な災害により被災された方。

※昨年の収入が上限額を超えている場合
→今年の世帯年収(所得)がご利用いただける方の世帯年収(所得)の上限額以内となる見込みのある方は、ご利用いただける場合があります
 

教育ローン・奨学金の金額と期間(有利子の貸与)

 お子さまお1人につき、上限350万円
 期間は今後1年間に必要となる費用のみ

※次の条件を満たす場合、一人につき上限が450万円になります

(1)自宅外通学
(2)修業年限5年以上の大学(昼間部)

(3)大学院
(4)海外留学(修業年限3ヵ月以上の外国教育施設に留学する場合)

追加融資について

 たとえば、ある学生のために100万円を日本政策金融公庫の教育ローンで借りたとしましょう。在学中に、同じ学生のためにこの教育ローンを追加で借りることを、追加融資といいます。
 追加融資は合計350万円を超えないならば可能です。上述の例なら、たとえば、追加で250万円を借りるなら、可能です。

奨学金の利用目的

 次の目的でのみ利用可能です

 学校納付金:入学金、授業料、施設設備費など
 受験費用受験料、受験時の交通費・宿泊費など

 在学のため必要となる住居費用:アパート・マンションの敷金・家賃など
 教科書代、教材費、パソコン購入費、通学費用、修学旅行費用、学生の国民年金保険料など

 このご融資金にかかる保証料

※今後1年間に必要となる費用のみが対象

留学での注意点

 この教育ローンは海外留学でも利用できます。その場合、この教育ローンの申込者は学生本人(社会人であっても)ではなく、6親等以内の血族、配偶者および3親等以内の姻族の方となります。

返済方法

 返済の期間は18年以内です。具体的にどのくらいにするかは自由に決められます。

1,元金と利息を合わせた毎月の返済額が一定(元利均等返済)

→たとえば、借入金額が100万円、ご返済期間が10年間の場合。毎月9,600円を119回払いとなります。
 このケースでは、返済は借入日の翌月または翌々月のご返済希望日からの開始となります。よって、在学中に返済が開始されます。

※ボーナス月(年2回)の増額返済も可能です。(最大で融資額の1/2まで)

2,在学期間中は利息のみのお支払(元金据置)

 在学期間中は、元金を据え置いて利息のみのお支払いとすることもできますので、ゆとりを持ったご返済が可能です。

 たとえば、お借入金額が100万円、ご返済期間が10年間(うち利息のみのお支払4年)の場合。
→在学中は、月額2,300円を48回払。卒業・修了後は月額15,100円を72回払い。

※繰上返済・一括返済について

 あなたにお金の余裕ができた場合などで、繰上返済を行うことは可能です。これは、返済額の全額を一度にすべて払うという方法です。
 繰上返済に伴う手数料などは一切かかりません。すなわち、繰上返済しても、返済額が増えるということはありません(https://www.jfc.go.jp/n/faq/kyoqa_m.html)

金利(令和7年1月6日現在)

年2.65%(固定金利・保証料別)

→たとえば、100万円を借りた場合、返済時に102万6500円を支払うことになります。借りた金額の100万円と利子の26500円を支払うことになります。

※交通遺児家庭、母子家庭、父子家庭、世帯年収200万円(所得132万円)以内の方または子ども3人以上※の世帯かつ世帯年収500万円(所得356万円)以内の方は上記利率の▲0.4%(固定金利)

※お申込みいただく方の世帯で扶養しているお子さまの人数をいいます。年齢、就学の有無を問いません。

※固定金利のため、お借入時の金利が完済まで変わりませんので計画的にご返済いただけます。

保証

(公財)教育資金融資保証基金または連帯保証人からお選びいただけます。

連帯保証人を選ぶ場合

 連帯保証人は、進学者・在学者の4親等以内の親族(進学者・在学者の配偶者を除きます)をお立てください。また、連帯保証人は、お申込みいただく方と別居・別生計の方をご検討ください。
 その場合、予定連帯保証人の方の源泉徴収票または確定申告書(控)が必要となります。

(公財)教育資金融資保証基金を選ぶ場合

 これは、あなたがもしこの教育ローンの返済が困難となられた場合に、あなたに代わって、この教育ローンの返済を行う制度です。
 この制度を利用するためには、保証金を支払う必要があります。

※連帯保証人を選ぶなら、この制度を使う必要はありませんので、保証料もかかりません。

保証料の目安額:ご融資額100万円あたり

ご返済期間保証料(総額)
元金据置期間なし元金据置期間2年元金据置期間4年
5年26,035円31,242円36,449円
10年51,652円61,982円72,312円
18年93,506円112,207円130,908円

※交通遺児家庭、母子家庭、父子家庭、または扶養するお子さまの人数が3人以上で世帯年収500万円(所得356万円)以内の方は通常の1/2の額となります。

※教育資金融資保証基金を選んだ場合は、返済jに、借りた金額+利子+保証料を支払うことになります。

申し込みの方法と流れ

 1,必要書類を準備して記入
 2,申し込み
 3,審査
 4,審査に通れば、契約
 5,入金

 この過程に2−3ヶ月かかります

※申し込み・応募は1年中のいつでも可能です

1,必要書類を準備して記入する

必要書類

1,借入申込書

2,住民票の写しまたは住民票記載事項証明書

3,運転免許証(両面)またはパスポート(顔写真のページおよび現住所等の記載のあるページ)
4,源泉徴収票または確定申告書(控)

5,預金通帳や領収書などお支払い状況のわかるもの(最近6ヵ月分以上)

※「入学資金」の場合のみ必要な追加書類
→合格を確認できる書類

※「在学資金」の場合のみ必要な追加書類
→在学を確認できる書類(学生証、在学証明書)とお使いみちを確認できる書類(学校案内、授業料納付通知書)

※今回のお申込みにかかる学生が自宅外通学(予定)者の場合のみ必要な書類
→住民票の写し、不動産賃貸借契約書、貸借予定の物件明細

※世帯年収(所得)の上限額緩和をご希望の場合に必要な書類
→少し複雑です

 「世帯のいずれかの方が自宅外通学(予定)者」(要件3)にあてはまる方

次の両方の書類

→自宅外通学(予定)先の教育施設の合格または在学が確認できる書類(合格通知書、学生証など)
 自宅外通学が確認できる書類(住民票の写し、不動産賃貸借契約書、貸借予定の物件明細など)

「借入申込人またはその配偶者が単身赴任」(要件4)にあてはまる方

→単身赴任が確認できる書類(ご家族の住所地の住民票の写しの他に単身赴任先の住所がわかる住民票の写しなど)
 「ご親族などに「要介護(要支援)認定」を受けている方がおり、その介護に関する費用を負担」(要件7)にあてはまる方
 要介護(要支援)の認定を受けていることが確認できる書類(自治体の認定通知書や介護保険証など)

「大規模な災害により被災された方」(要件8)にあてはまる方

→り災証明書等(原発事故により避難等の指示を受けている方は被災証明書など。原本をご提出ください。)

2、申込み

 インターネット・郵送のどちらからでもお申込みいただけます。(ご来店によるお申込みも可能です。)
 受験前、合格前であってもお申込み可能です。

●インターネットからのお申込みの場合

 必要な項目を当会社のホームページの「インターネットお申込み」にご入力。

 「お申込みに必要な書類」を【アップロード】と【郵送】のいずれかの方法でご提出。


【アップロードの場合】

 お申込フォームの入力に加えて、「お申込みに必要な書類」をアップロードしてご提出。

【郵送の場合】

 「今後のお申込手続き案内メール」が届きますので、「お申込みに必要な書類」をご用意のうえ、日本政策金融公庫へご郵送。

●郵送でのお申込みの場合

 当会社のホームページの「国の教育ローン」資料請求から「借入申込書」をご請求(※)。
(※)教育ローンコールセンター(0570-008656または(03)5321-8656)にご請求いただくこともできます。

 郵送で届いた「借入申込書」にご記入。

「お申込みに必要な書類」をご用意のうえ、日本政策金融公庫へご郵送。

3,審査

 必要書類を提出して申し込んだ後、10日後に審査結果が届きます。

 審査基準はあなたのご勤務(営業)の状況、ご収入(所得)の状況、お借入の状況、住宅ローンや公共料金のご返済・お支払の状況です。端的にいえば、この教育ローンをあなたが返済できそうかどうかです。

4,契約

 審査が通った後に、契約に移ります。

 ご契約に必要な書類をお揃えのうえ、日本政策金融公庫へご提出ください。1と4については、審査結果のご連絡時に、日本政策金融公庫よりお送りします。

1, 「ご融資のお知らせ(兼借用証書)」

→審査の結果、お客さまのご希望に沿えないことがございます。

2, 印鑑証明書
→市区役所・町村役場でご入手ください。

※お時間がかかる場合もありますので、お早めのご準備をお勧めします。

 3,合格を確認できる書類(合格通知書、入学許可書等)(写し)

→入学資金(入学金や入学する学校の授業料など入学時の費用)として利用される方のみ。入学先の学校よりご入手ください。

※入学資金として利用されない場合は不要です。

4, 「預金口座振替利用届」

※金融機関からの自動振替によるご返済をご希望の方のみ

5, 送金先口座の預金通帳

→口座確認のため、通帳の表紙および見開き1ページ目を拝見させていただきます。

※郵送の場合は、コピーをお送りください。

5,融資・入金

 申込み人名義の金融機関の口座に、日本政策金融公庫からご入金させていただきます。

※送金手数料をご負担いただいておりますので、ご了承ください。

日本政策金融公庫の教育ローンを借りるときに失敗しないためのポイント

ポイント1:借りるタイプの奨学金より、もらうタイプの奨学金を獲得できるか調べよう

 
 日本政策金融公庫の教育ローンは、有利子の貸与型奨学金です。端的にいえば、次の理由により、他の奨学金よりも条件が悪いというべきです。

 第一に、借りるタイプの奨学金だという点です。奨学金といえば借りるもの。そう思っていませんか?
 しかし、奨学金には、タダで「もらえる」タイプもあります。これは給付型奨学金と呼ばれています。日本学生支援機構にも、給付型奨学金があります。

 奨学金を得ようとするなら、まずは給付型奨学金を探しましょう。

 具体的に、どんな給付型奨学金があるかは、当サイトでたくさん紹介しています。こちらのページへ。

現在募集中と近日募集が確定した国内と海外留学の返済不要な給付型奨学金リスト(2025−2026年

ポイント2:この教育ローンを借りる前に、無利子の貸与型奨学金を借りられないか調べよう

 日本政策金融公庫の教育ローンは有利子です。借りるタイプの奨学金(貸与型奨学金)には、利子がない無利子のタイプもあります。

 無利子の貸与型奨学金は、この教育ローンよりも、返済の条件がよいです。通常は、返す金額が少なくなります。そのため、この教育ローンを借りると決める前に、まずは、無利子の貸与型奨学金を借りられるか調べてみましょう。

 無利子の貸与型奨学金は、日本学生支援機構の第一種奨学金が有名です。しかし、これしかないと思っていませんか?

 実際には、無利子の貸与型奨学金は日本にはとても多くあります。たとえば、多くの都道府県や市町村の自治体が無利子の貸与型奨学金を提供しています。そのため、まずはこれらを借りられないか調べましょう。

 賢い借り方のポイントは、こちらで説明しています。この教育ローンを借りる前に、まずはこのページを読むよう強くお勧めします。

 奨学金の賢い借り方とは:どこから借りるべきか?(2025−2026年版

 以上を踏まえたうえで、それでも必要なら、日本政策金融公庫の教育ローンを選びましょう。

ポイント3:奨学金を借りるときの審査で、落とされないようにするには?

 あなたやそのご家族は、現在、借金がありますか?もしあるなら、この奨学金に応募しても、落ちる可能性が高いかもしれません(もし借金がないなら、この部分は読み飛ばしてください)

 なぜか。この奨学金は、将来、あなたやご家族が返済する必要があります。そのため、あなたやご家族が現在借金をしているなら、この奨学金=新たな借金を貸してもらったとしても、将来この奨学金を返せない可能性が高い。

 そう考えられた結果、この奨学金に応募しても、落ちてしまう可能性が高いのです。

 実際に、これまでに借金をした状態で奨学金に応募してみて、落とされた経験はありませんか?そのような経験をしたことのある方はとても多くいます。

解決策とは?

 では、どうすればよいか。あなたやご家族の借金が少ないなら、節約をするなどして、すぐに返済しましょう。

 もし借金が多いなら、どうすればよいか。自分の力だけでは返すのは難しそう。そういう方は、こちらのページへ。相談無料で借金返済を手伝ってくれる専門の弁護士がいます。

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※上述の借金返済のプロによる手助けはこちら

出典 公式サイト

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